3年次・松本明子体験記

バリ・ウダヤナ大学留学中、3年次・松本明子体験記

ジャワ島で地震が起きていたとき、私は寝ていました。恥ずかしいことにも、地震の情報を知ったのは、ジョグジャに留学している友達からの電話ででした。いつもと様子が違って声が震えていたことから、大変な事が起きたんだと感じました。そしてテレビを付け、血を流した人々が大量にまだ治療されずにねころんでいて、親族が泣き崩れ、大混乱している映像を見たとき、アチェの津波の事を思い出し、恐くなりました。ガソリンスタンドは大渋滞になり、信号は潰れ、周りの建物も倒れ、地震が起きた頃は、「津波が来るぞー」と言って人々が逃げ回っていたそうです。町は復活してきたとはいえ、いまも死者は増えているし、人々の心の中はまだ治ってないしすごく不安だと思います。


ジョグジャの友達は、地震があった夜、晩ご飯を食べるお店をさがすのに苦労したそうです。今は町も落ち着き、学校も始まったとはいえ、元気が無い様子ですごく心配です。バリ島は何も被害はなく、テレビや新聞でしか被害の大変さを感じることができないし、おなじインドネシアにいながら何もしてあげれず、被害に遭った友達にも大丈夫?と声をかけることしかできない、何の心の支えにもなってないんだろうか・・そんな状況がとてもつらいです。できることは募金だけ。お金も大切だけど、こんな状況にあったとき近くにいたら何をしてあげられるか、考える機会にもなりました。

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