「スポーツと人間形成」で元ラグビー日本代表の廣瀬 佳司さんが講義

2018.07.13

7月13日、元ラグビー日本代表であり、現在ラグビーワールドカップ2019組織委員会に所属している廣瀬 佳司さん(1996年・経済学部卒業)が講義を行いました。

廣瀬さんは、スポーツを通じた人材育成として、三つの項目を紹介されました。まず一つ目は、好きなことを見つける「夢をもつ素晴らしさ」、二つ目は、諦めずに何度でも挑戦する「夢に向かって努力する大切さ」、最後の三つ目は、成功体験を何度も積み重ねて記憶する「夢を達成する経験」であると語られました。廣瀬さんは自身の経験をこれら三つの項目に当てはめ、小学2年生の時に父親の影響でラグビーを始めたこと、高校生の時に壁にぶつかり練習を積み重ねたこと、最終的にラグビー日本代表に選ばれたこと、といったエピソードが披露されました。

また、企業スポーツと大学スポーツにはそれぞれ意義があること、現在企業スポーツが抱える問題点について説明されました。企業スポーツの意義として、1.従業員の士気高揚、2.人材育成、3.ブランド力の向上・宣伝効果が挙げられました。しかし、企業の業績次第でチーム自体が消滅したり、スポーツ選手の職業選択の自由を狭めたりする等の問題もあると言います。一方で、大学スポーツの意義としては、1.一体感の醸成、2.人材育成、3.宣伝効果が挙げられました。最近では、大学が豊富な人材や充実した施設を持っていることから、地域スポーツとの連携を行ったり、人間的成長やリーダー養成にも力を入れたりしていると語られました。

廣瀬さんは講義中、学生に向けて「スポーツは成功体験ができるものであり、自分の糧になるから、たくさん挑戦して自分がどのように対応できるかチャレンジしてほしい」と述べられました。

【記事・写真:学生広報スタッフ 村地 美涼(2年次・現代社会)】

自身の経験を語る廣瀬さん
ラグビーワールドカップについて説明
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