研究室レポート

安田研究室

ネットワークシステムの研究

GPSを使ったシステムの作製や、P2P環境での情報探索スピードの研究など、学生各自が自分の興味関心に応じて研究テーマに取り組み、新たな発見や成果を発表する。

常に動き、進化し続けているネットワークの未来を創造する一員になる。

1996年頃、インターネットがブレイクし、電子メールやウェブなどが生活に広く浸透しました。パソコンのある暮らしが当たり前になり、ネット上で気軽に買い物なども楽しめるようになった現代。数年前には誰も想像しなかったツールが、今では誰もが知っている当たり前のものになっている、それがネットワークの世界の面白さです。多数の独立したコンピュータ間で直接情報のやりとりを行う「P2P」や、複数のコンピュータを連結して大規模な情報処理を行う「グリッドコンピューティング」などの分野で、ネットワークを効率的に利用する新たなアプリケーションが今も次々と生まれており、ネットワークの利用形態は今後さらに多様化が進んでいくでしょう。私の研究室では、こうしたネットワークに関する理解を深めます。過去と現在を学んで、未来の新しい技術やサービスを創造する力の育成が目的です。ネットワーク社会の未来を担う一員として、既存の価値観だけにとらわれないクリエイティブな発想を磨いて欲しいと思っています。

大本研究室

マルチメディア・データベースシステム

データベースをいかに社会に役立てられるかを念頭に置き、データベースを応用したネットワーク型の情報システムの研究を行っています。たとえば指紋認証と電子錠を組み合わせたシステムを開発して実用化。研究室の学生は指紋をカギの代わりにして出入りしています。また、携帯電話を利用して大教室の授業の出席を取るシステムの開発も進めています。

竹内(勉)研究室

情報通信システムの研究

携帯電話に象徴される、移動通信を高速化させるシステムの構築が研究テーマです。高速で切れ目のない通信を可能にするための電波の伝搬、効率よく信号を伝えるための信号伝送方式などのテーマを設け、研究に取り組んでいます。また、それらの基礎となるコンピュータ技術、ハードウェア技術など幅広い分野も研究対象としています。

平石研究室

設計検証に関する研究

高度情報化とともにシステムが大規模化、複雑化し、設計検証の重要性が増しています。ソフトウェア、ハードウェア、ネットワークなどの設計検証において設計の正しさを証明する形式的設計検証が注目されています。研究室では形式的設計検証の実用化をめざし、検証対象の性質を利用するアルゴリズムの研究、検証対象の論理システムのモデル化、検証を高速化する並列アルゴリズムなどを研究しています。
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