Pick up ゼミナール

健康スポーツ社会学科

新しいスポーツをつくり出す

「社会的なものとしてのスポーツ」浜田 雄介 ゼミ

スポーツはなぜ楽しい?

人はなぜスポーツをするのか?なぜ楽しいと感じるのか?このような根本的な問いを突き詰めていくために浜田ゼミの学生が取り組むのは、「新たなスポーツをつくり出す」という試みです。たとえば、鬼ごっこのようなスポーツを考えてみたらどうなるか。チーム制にして、奪い合って得点を競うタグを追加してみたり、さらにチームの人数を調整したり、動ける範囲を制限してみたり。ルールの追加・変更によって駆け引きが生じ、普通の鬼ごっことは一味違った攻防を楽しめるゲームが成立します。

スポーツの本質に迫る

実際にゲームを行ったあとは、全員で意見交換をします。何がどう楽しかったか、今回のゲームはなぜ成功したのか。言葉にして具体的に表現することで、ルールの在り方やスポーツの成り立ち、さらには「楽しさ」の理由が見えてきます。
ゼミ卒業生の中には、自分たちでつくったスポーツの「公式ルールブック」をまとめた学生も。世界中にプロチームができたとして、技術が高度になった場合にどんなファウルが想定されるのか。あるいは言葉が通じなくても伝わる審判のジェスチャーとはどんなものか。考えるべきことは限りなく出てきます。
多様な社会の中でスポーツが受け入れられるために、大切なこととは何か。スポーツから得られる喜びや充実感を体験しながら、その本質的な魅力を探っていきます。


競技力向上のためのスポーツ科学

「身体運動のメカニクス」加藤 えみか ゼミ

最適解を導く「測定」と「評価」

スポーツ選手の身体能力、「スポーツパフォーマンス」について研究しています。当たり前ですが、スポーツは競技によって体の使い方や鍛え方が異なります。そのような中でパフォーマンスを最大限に発揮するには、選手に合わせた育成メニューが不可欠です。
加藤ゼミで取り組むのは様々なデータを収集する「測定」と、測定結果を基に考える「評価」。トレーニングのメニュー作成や、効果を明らかにする方法の一つに体組成を評価することがあげられます。体組成とは体脂肪率や筋肉量など身体を構成するもので、整体電気インピーダンス法や超音波画像診断装置で測定します。「評価」はトップアスリートのデータを基に「体脂肪を落とす」「筋肉量を増やす」など必要なトレーニング方法を考えます。

科学でスポーツの未来を変える

「測定」という1つの結果に対して、「評価」はさまざま。その選手にとって最適なトレーニングを見つけたり、場合によっては競技に対する向き・不向き、さらにパフォーマンスを発揮できる種目を提案したりすることもあります。そのような意味ではスポーツ選手の未来の選択肢を広げる可能性のある研究です。
高いスポーツパフォーマンスには必ず理由があります。その理由は「測定」と「評価」によって説明できます。今まではただ「すごい」と思っていただけのスポーツの世界を、科学的に解明するプロセスはやはりワクワクするものです。そんな情報分析のノウハウと、データの考察と活用というクリエイティブな学びを展開していきます。


スポーツ指導者としてのスキルを身に付ける

「運動学習を考える」廣瀬 勝弘 ゼミ

スポーツは状況対応力を育む

「体育教育」「スポーツ教育」には独特で複雑な面があります。
たとえば球技の指導をする場合、シュートやパスなど個人の「動きづくり」と、どのタイミングで何の動きを行うかなど、変化する周囲との「関係づくり」を車の両輪のようにつなぐことを教えなければなりません。
しかし、こうした「動きづくり」「関係づくり」が上達すれば、いわゆる「カンのいい人」、状況対応力の高い人材の育成につながります。それは社会に出て必要となる能力であり、学校教育で体育やスポーツを学ぶ意義はそのようなところにもあるのです。

“上達”のメカニズムを解明する

将来、教員やスポーツ指導者を目指す学生が多い廣瀬ゼミでは、スポーツの「教え方」、「伝え方」を主に研究します。
たとえばサッカーなどボールゲームでは「目線を上げる」ことが非常に重要。「周りを見て視野を広げ、プレーの先取りができるようになる」ことが、上達の最初のステップです。ではそのために何を練習すべきか。まず手元を見ずにボールコントロールができる「動きづくり」の練習、それと並行して状況判断のポイントなど「関係づくり」を学んでいきます。
私は教職課程の授業を担当していますが、教育実習に行く学生には「授業で『がんばれ』と言ってはいけないよ」とアドバイスします。スポーツ上達の本質を理解し、何をどう練習すべきか。具体的で分かりやすい言葉にして伝える指導者になるためにはどうなるべきか。そのためのノウハウや、研究について一緒に取り組んでいけたらと思っています。


次世代の地域社会を豊かにするアダプテッドスポーツの研究・実践

「障がいのある人のスポーツからスポーツ文化を考える」奥田 睦子 ゼミ

アダプテッドスポーツは、障害のある方だけのものではありません。障害の有無にかかわらず、子どもから高齢者まで誰もが楽しめるもの。そんな魅力に着目し、ゼミではアダプテッドスポーツの理解・実践を通して、次世代の豊かな地域社会の在り方を探っています。
例えば、本学主催の地域密着型イベント「サタデージャンボリー」で行ったプロジェクト。学生はまず、アダプテッドスポーツを含めさまざまな大会にボランティアで参加し、バリアフリーを意識した会場設営から運営の仕方まで現場の知恵を学びました。それらの経験を基に誰もが楽しめるスポーツを複数考案し、スポーツブースを運営。障害の有無や年齢を問わず、全員が同じフィールドで同じように楽しめるイベントを実現しました。

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