
研究テーマ
GPSデータを用いたゲームパフォーマンスの解明、体力とパフォーマンスの関連
高校生に向けた研究内容の紹介
ゲーム(試合)中のさまざまな事象や選手の(フィジカル)能力は、これまで指導者の主観に依存し、測定・評価されてきました。しかし近年、テクノロジーの発展により、これらを客観的(数値)データとして測定・評価できるようになってきました。具体例として、GPSデータがあります。GPSデータを用いることで、移動距離、スピードなど選手個人のデータはもちろん、選手間の距離、面積などが詳しく分かります。今では、ほとんどのJリーグクラブで導入され、パフォーマンス評価などに活用されています。
ゼミナール/研究室のテーマ
チームスポーツのパフォーマンス分析・評価
ゲームパフォーマンスの評価は、指導者の主観に依存することが多く、正確に評価することは容易ではありません。ゲーム中に起こる様々な現象を定量的データとして扱い、客観的にパフォーマンス評価することを目指します。最終的には、現場での実践的運用が目標です。
ゼミ/卒業研究の紹介
ゼミでは、ゲーム(試合)や選手から得られる客観的(数値)データを扱い、それらの特徴について、統計解析を用いて検討しています。スポーツの実践現場で、客観的(数値)データから何かを導き出す機会はあまりないと思います。ゼミでは、実際のスポーツ映像・データを体験的に活用する面白さに触れ、その理解を深めます。将来、スポーツに関わろうと考えている学生にとって、科学的視点からスポーツを見ることは非常に大切です。
プロフィール
栃木県出身。東京学芸大学卒業後、同大学院に進学。その後、早稲田大学大学院博士後期課程へ進学し、博士を取得。青山学院大学での勤務を経て、2023年4月より現職。高校・大学時代は、サッカーに熱中していました。大学卒業後からは、指導者、テクニカルスタッフ(試合分析するコーチ)として、サッカーに携わってきました。京都に住むのはもちろん、関西に住むのも初めてなので、京都をはじめ関西方面の観光地や食べ歩きをしたいと思います。
高校生へのメッセージ
大学生活は長いようであっという間に過ぎていきます。大学時代に「夢中」になれるものを是非見つけてください。そして、共に「夢中」になれる仲間を作ってください。その仲間は生涯付き合っていける仲間になると思います。私の好きな言葉に「成功とは99%の失敗に支えられた1%である」があります。失敗を恐れずに、何事にも勇気を持ってチャレンジし続けてください。