研究テーマ
高校生に向けた研究内容の紹介
競技力向上のためのスポーツ科学-身体運動のメカニクス
最適解を導く「測定」と「評価」
スポーツ選手の身体能力、「スポーツパフォーマンス」について研究しています。当たり前ですが、スポーツは競技によって体の使い方や鍛え方が異なります。そのような中でパフォーマンスを最大限に発揮するには、選手に合わせた育成メニューが不可欠です。
加藤ゼミで取り組むのは様々なデータを収集する「測定」と、測定結果を基に考える「評価」。トレーニングのメニュー作成や、効果を明らかにする方法の一つに体組成を評価することがあげられます。体組成とは体脂肪率や筋肉量など身体を構成するもので、整体電気インピーダンス法や超音波画像診断装置で測定します。「評価」はトップアスリートのデータを基に「体脂肪を落とす」「筋肉量を増やす」など必要なトレーニング方法を考えます。
科学でスポーツの未来を変える
「測定」という1つの結果に対して、「評価」はさまざま。その選手にとって最適なトレーニングを見つけたり、場合によっては競技に対する向き・不向き、さらにパフォーマンスを発揮できる種目を提案したりすることもあります。そのような意味ではスポーツ選手の未来の選択肢を広げる可能性のある研究です。
高いスポーツパフォーマンスには必ず理由があります。その理由は「測定」と「評価」によって説明できます。今まではただ「すごい」と思っていただけのスポーツの世界を、科学的に解明するプロセスはやはりワクワクするものです。そんな情報分析のノウハウと、データの考察と活用というクリエイティブな学びを展開していきます。
ゼミナール/研究室のテーマ
身体運動のメカニクス
競技スポーツでは、各競技種目に必要なトレーニングを行うことで、そのパフォーマンスを発揮するために最適な形状(体つき)へ変化します。この可塑性を担うのが、主に骨格筋です。その形状と機能の適応や個人差について、筋力計や超音波画像診断装置を用いて筋形状や筋力などのデータを取得し、現場への活用を目指します。