濱野 強

HAMANO TSUYOSHI
現代社会学部 健康スポーツ社会学科 教授
学位
博士(医学)
専門分野
健康社会学、公衆衛生学

研究テーマ

健康格差・ナッジ理論・運動処方

高校生に向けた研究内容の紹介

運動不足、喫煙、睡眠不足など、私たちの健康に影響を及ぼす要因は多岐にわたります。これらの行動を選択している人の多くは、「分かっているけど、やめられない」状況であり、教育により行動の改善を求めるのは困難です。では、どうしたら、望ましい行動を選択することができるのでしょうか。そのためには、人の感情や意思決定を理解し、強制しない方法を考えることで、人々の行動を変えることができるのです。

ゼミナール/研究室のテーマ

離島を中心とした地域での楽しみづくり

地域活性化を目指したスポーツイベントの企画、運動処方と地域の健康を支える環境づくり、サードプレイスとなる場づくり(カフェのオープン)、小学校でのスポーツ教室の実施、スポーツ・ヘルスツーリズムの実施など地域で人が集い、多くの人が交流を通じて楽しむことができるアイデアの検討・実施・評価を行っています。

ゼミ/卒業研究の紹介

ゼミでは、「体を動かすことが好きな子ども」も「苦手な子ども」も楽しめる地域イベントの企画・開催を行っています。上記の目的を達成するための種目や仕掛け、広報など、学生主体で検討を進めていきます。これらの経験を通して、「正解」が見えない課題解決に挑むスキルを身に付け、卒業後も社会の課題解決に貢献してもらいたいと考えています。

プロフィール

休日は、犬と遊ぶか、京都マラソンでの自己ベストを更新すべく、市内を走っています。京都市内は、伝統・文化を感じられる街並みであり、楽しく走ることができます。京都に来られた際には、観光名所だけでなく、市内を散策してみて下さい。

高校生へのメッセージ

大学は、幅広い専門分野をカバーする教員がおり、みなさんがこれまで聞いたことも、考えたこともない情報を得ることができます。場合によっては、難解な内容や課題に直面するかもしれません。ただし、それを乗り越える時間が十分にあり、友人や教員と挑戦できるのが大学です。時間の使い方、誰と挑むかは、もちろん自由です。大学で自分なりの「自由」を見つけて下さい。