【文化学部】観光文化学PBL2の中間報告会を開催しました!

2023.11.28

文化学部専門教育科目「観光文化学PBL2」では、観光文化学の分野において与えられた地域課題に対して、行政や企業などと連携し、現場の課題をともに解決していくことを通じて、実社会において必要とされる能力を養います。11月15日(水)は課題提供機関である京都伝統産業ミュージアムの八田 誠治氏と公益社団法人京都府観光連盟の四辻 清美氏をお招きして中間報告会を行いました。

京都伝統産業ミュージアムクラスでは、「くみひも」と「薫香」を調査対象とした2チームがプレゼンテーションを行いました。くみひもチームの4人は安達くみひも館(京都市)と昇苑くみひも(宇治市)への聞き取り調査結果をもとに、くみひもの現状について報告しました。また、薫香チームの4人は松栄堂(京都市)が運営する香文化の情報発信拠点である薫習館への現地調査と林龍昇堂(京都市)への聞き取り調査の結果について報告しました。八田氏からは「京都には伝統産業の関係者がたくさんいらっしゃるので、今回調査した企業に限らず、もっと多くの人たちにアプローチしてほしい」「売り手、買い手、使い手などのそれぞれの視点から考えることが大切」などの助言をいただきました。
京都伝統産業ミュージアムクラスの発表の様子
八田氏から助言をいただく学生
京都府観光連盟クラスでは「八幡市」を調査対象とした1チーム(10人)がプレゼンテーションを行いました。学生たちは①八幡市観光協会への聞き取り調査、②八幡市観光協会のSNS発信事業への協力、③10月22日(日)に開催された松花堂ウォークへの参加などの現地調査を通じて、八幡市の観光の現状と課題について報告しました。四辻氏からは「内部の人(居住者)が考える観光と外部の人が考える観光の差異を体感できたことは今後観光について考えていく上でも非常に重要」「観光事業の従事者との意見交換や現地イベントへの直接参加などを通じて、限られた時間の中で想像以上の成果を上げられている」などのコメントと激励をいただきました。 
四辻氏から学生に激励をいただきました
京都府観光連盟クラスの発表の様子
中間報告会後はそれぞれのクラスに分かれて、これまでの活動の中で浮かび上がった疑問や追加調査の方針などについての意見交換を行いました。今後は2024年1月に開催される最終報告会に向けて、チーム毎にさらなる調査を進めていく予定です。
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