【文化学部】「香」の文化について学び、お線香の制作体験

2023.11.15

11月9日、株式会社松栄堂長岡京香場にて、文化学部京都文化学科の笹部 昌利准教授が担当する「京都文化基礎演習ⅡBおよび京都文化演習ⅠB」の学生が学外実習を行いました。この実習は、京都文化および日本文化を座学で学習している学生が、京都の伝統文化に直に触れるため、「香」を対象とし取り上げ、その製造から利用法までを実践するべくとり行ったものです。
実習の始めに、動画映像によって株式会社松栄堂の歴史を学んだあと、工場見学を行い、線香製造の工程を間近で確認しました。さらに、「沈香」、「白檀」、「竜脳」、「安息香」といった多様な香の原料に触れ、製品化された線香にどのように生かされているのかを学びました。
また、株式会社松栄堂 取締役製造統括部長 藤本悌志氏より、「調合師の仕事」と題してお話しいただき、自らの仕事が「香」文化の存続および発展にどのように関わっているのかを、わかりやすく説明いただきました。続いて行われた線香制作は、パウダー状になった5つの原料を調合して、粘土状にし、押し出し機によって棒線状に成形し、オリジナルの線香を作成するというもので、学生は、香りの調和を求めて、その制作に取り組みました。
他では得ることができないオンリーワンの体験を文化学部京都文化学科はこれからも提供していきます。
お線香の原料について確認する学生
「調合師の仕事」について説明する藤本氏
お線香の原料を調合する学生
お線香を成型する学生
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