【経営学部】株式会社ココウェル×在間ゼミのコラボ活動の結果報告!

2023.05.02

在間ゼミは、一般社団法人そばくりラボの「産学連携かちぞうzemi」に参加し、企業とのプロジェクト企画に取り組みました。2022年9月15日のキックオフミーティングから2023年2月21日の最終報告会まで約半年間、活動を行いました。

キックオフミーティングでは、11の事業者から、それぞれの活動内容や課題を提示され、京都産業大学、関西大学、関西学院大学、近畿大学から5ゼミ11チームの学生が参加しました。事業者と学生チームが1対1でマッチングするドラフト会議が行われた結果、在間ゼミのチームは株式会社ココウェルとマッチングさせていただき、企業が運営しているサリサリストアの知名度向上のプロジェクトに取り組みました。

まず、10月4日にサリサリストアに訪問して、代表取締役の水井 裕氏と面談を行い、活動内容や方針を決めました。それ以降もZoomなどを活用して議論を重ね、「ココウェル×在間ゼミのコラボ商品の作成・販売」を企画しました。

ココウェルは「ココナッツで世界を変える」を目指している会社です。そこで、私たちはココナッツと組み合わせる食材や商品の案を出し合いました。

企業の方と試行錯誤した結果、最終報告会がバレンタインに近かったこともあり、「バレンタイン×カヌレ×サリサリストア」というコンセプトの元、「ココナッツカヌレ」を商品化する事に決定しました。

カヌレにした理由は、現代の若者の流行のスイーツなので、ココウェルを知らない方にも注目してもらえると考えたからです。また、ココウェルとゆかりのある国、フィリピンでは、男性から女性にバレンタインのお菓子や花束を渡すという文化があるそうです。日本にも新しいバレンタインの価値を創造しよう、という狙いも考えました。

材料にもこだわり、砂糖ではなくココナッツシュガーを、牛乳やバターの代わりに有機ココナッツミルクや有機エキストラバージンココナッツオイルを使用しました。またココナッツのお酒であるランバノグも加え、ココナッツをふんだんに使用したカヌレに仕上げました。

広告活動では、SNSや京都産業大学Webニュースを活用して宣伝を行い、また、店頭で配布するためのチラシを作成し、実際に来店者と会話をして商品の魅力を伝えました。商品以外の観点からもどうすれば人を引き付けることができるかなどを考えて活動しました。

2023年2月11日〜14日の4日間に、サリサリストアのバレンタインイベントで、ココナッツカヌレを販売しました。お店の外でのチラシを配布し、店内で商品の説明をさせていただきました。また、試食も用意して、多くの方に「美味しい」という感想をいただき、販売用の58個のココナッツカヌレはすべて完売しました。

2023年2月21日の最終報告会には、事業者の方々、大学の教員と学生、総勢約130人が参加しました。各チーム発表後の審査の結果、私たちのチームは「学生が選ぶグランプリ」をいただくことが出来ました。初めての参加であったのにも関わらず、このような賞をいただけてとても光栄でした。半年間、全員で協力し考案したものが形となって残り、多くの方への笑顔に繋がり、とても価値のある経験でした。

このように企業の方々と一緒に課題に取り組むという経験は、これから社会人になる上でとても大きな財産になりました。企画を通すことの難しさや、円滑な情報共有の大切さなど、この活動で得たことをこれからも生かしていきたいと考えています。

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