京都文化学科 下出 祐太郎ゼミ、瑞饋祭(ずいきまつり)にご奉仕

2018.10.01

10月1日、台風一過、まさに晴天。絶好の日和に恵まれた北野天満宮瑞饋祭の第一日目。
京都文化学科 下出 祐太郎ゼミの2回生(京都文化基礎演習)と3回生(京都文化演習Ⅰ)が、学外実習として瑞饋祭に奉仕しました。
北野天満宮にご縁をいただき3年目となる今年は、行列の第一鳳輦(ほうれん)を任される形となりました。鳳輦とは、屋形の上に金銅の鳳凰 (ほうおう) を飾った輿 (こし)であり、天皇の晴れの儀式の行幸用のもので、瑞饋祭では[御霊]が移されます。
女子学生は午前8時半集合。女子学生の役務は、行列参加者の受付や誘導、衣装の着替えの手伝い、お弁当の手渡しなど午前が中心となります。今年は、今出川通の第一の鳥居の前で、北野天満宮のちらし配りも体験しました。
男子学生は午前9時集合。烏帽子をかぶって衣装を身にまとい、行列への参加という大きなお役目を担います。
午前9時半から鳳輦に[御霊]を移す出御祭が行われました。そのあと、瑞饋祭にご奉仕する全員が国宝本殿に昇殿参拝し、一人ひとり木札を首にかけてもらい、いざ出発。導山をはじめ三基の鳳輦と松鉾他が出御、宮司以下神職をはじめ氏子崇敬者らが供奉、約150人余が祭列を整え、北野天満宮から西ノ京の御旅所まで氏子区内を巡行しました。沿道に氏子さんたちが出て、ゼミ生たちが奉仕する鳳輦に向かって手を合わせてくださる光景が何度もありました。
午後4時半、御旅所に無事に鳳輦を納めて役務は終了。鳳輦は還幸祭の10月4日まで、瑞饋御輿とともに御旅所に駐輦されました。

下出ゼミでは、瑞饋祭にご奉仕した経験から、瑞饋祭についてグループワークを行ない、11月には本学の松の浦セミナーハウスで合同ゼミ発表会を開催する予定です。
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