「博物館実習」において特別セミナー(美術品梱包実習)を開催

2018.06.02

6月2日、学芸員課程必修科目「博物館実習」における特別セミナーとして、日本通運株式会社 関西美術品支店から講師を招き、美術品梱包実習を実施し まし た。
セミナーでは、最初に美術品担当者としての心構え、梱包に使用する薄葉紙や木綿といった資材の特徴について説明を受けた後、美術品や文化財の梱包に欠かすことのできない綿布団の作り方について学びました。また、学生自身が作った綿布団を用いて仏像(立像)の梱包を体験しました。更に、資料を輸送する際に使用する箱(段ボール)の作成方法についても実演していただき、日本が世界に誇るプロフェッショナルな梱包技術に触れることができました。
学外館園実習を控える受講生にとって、資料に対峙する際の心構え、作業に必要な道具や資材の準備、資料の材質や形態に合った梱包資材の作成、仏像を梱包する技能、それぞれの事柄がすべて関連していること、また、一つ一つの事柄に真摯に向き合うことの大切さについて実感的に学ぶ大変有意義な時間となりました。

美術品梱包実習の様子

人を仏像に見立てた練習
仏像を用いた実習
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