文化学部京都文化学科「京都文化フィールド演習」で和菓子作りを体験

2017.05.25

5月25日、文化学部京都文化学科の専門教育科目「京都文化フィールド演習」(笹部 昌利 助教クラス)において、和菓子「笹屋吉清」二代目店主 保木 進 氏による和菓子作り実習の特別講義が開講されました。
和菓子の形作りのコツを伝授する保木氏
授業ではまず初めに、色のついていない生地を使用し、紅葉の形作りの練習を行いました。紅葉の和菓子は、指で形作った後、三角棒で形を整え、最後に竹で丁寧に模様を描いていきます。模様を描く際には、保木氏から「竹を刺してしまうとあんこが飛び出てしまうので、一本一本やさしく線を付けるように」とコツを教わり、緊張しながらも丁寧に線を描いていきました。その後、難関である返し菊の形づくりの練習を行いました。初めは上手く形作れず、何度も丸め直しを行っていた受講生たちは、周りの友人たちとアドバイスし合いながらなんとか形作ることができた様子でした。
真剣に形作りに取り組む受講生
練習では苦戦していた受講生たちですが、本番になると見事な桜・紅葉・菊の綺麗な和菓子ができあがりました。仕上げに砂糖蜜を塗り、つやつやとした綺麗な和菓子が完成すると、皆うれしそうに写真を撮っていました。
授業の最後には出来立てのわらびもちが振る舞われ、熱々のわらびもちを頬張った受講生からは、笑顔がこぼれました。
貴重な体験を得た受講生たちは「ぜひ来年も体験したい」と話していました。
完成した桜・紅葉・菊の和菓子
受講生の作品です!
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