教員紹介杉山 豊

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杉山 豊SUGIYAMA YUTAKA

外国語学部 アジア言語学科 韓国語専攻 助教

学位
言語学修士(東京外国語大学大学院)
専門分野
韓国語学、韓国語史、韓国語音韻史、文献学。

研究テーマ

私の研究内容(もしくは研究の目標というべきかも知れません)は、甚だ抽象的な表現になりますが、「訓民正音(ハングル)」の作られた直後、15~16世紀の韓国語、そして、その言語を載せた文献そのものを通して、その文献の執筆、編纂にたずわった当時の人々の息づかいを読み取ること、とまとめられるでしょうか。
また最近では、韓国の伝統声楽の旋律が反映している、過去の時期の韓国語のアクセントについても、研究を進めています。

担当科目

専攻韓国語(構造)Ⅰ・Ⅱ、
韓国語学概論、
等。

プロフィール

『続日本紀』に「美濃・武蔵の二国の少年、国毎に廿人をして新羅語を習はしむ。」(天平宝字五年正月乙未)と見えます。美濃の少年が、武蔵の国府近くで新羅語の子孫を学び、ついに専門となってしまったのは、蓋し偶然でしょう(上の文は、「新羅を征たむが為なり。」と続きます。必然であっては困ります)。
その後、「新羅」と共通の語源を持つ「ソウル」へ留学。現在の私にとってこの時期は、様々な面において、現在の私を形成したと言って過言でないと思いますが、それについては次項で触れましょう。

学生へのメッセージ

韓国、ソウルへの留学中、私は(あらゆる方面からお叱りを頂きそうですが)興味関心の赴くに任せて、せいぜい「楽しんで」暮らしていたように思います。その背景として、韓国について学ぶため、自ら選んで、兼ねてから待ちわびていた末に身を置いた留学生活ながら、その先にいつかは帰国が待っている、という、時期の「有限性」に対する認識がはっきりと立ち現れ、そのために一種の焦りがあったのは間違い無いでしょう。その結果、留学が一応成功の部類に納まったとは、まずは自負しています(誤解、拡大解釈の余地がありそうなので申し添えると、留学中は「今、ここで学ばなければならないこと」、「今、ここでしか学ぶことのできないこと」が何なのかを、やはり頭のどこかで考えながら、勉強もしていたつもりです)。
以上は私の留学経験に基づくお話しでしたが、大学生時代の四年間という、極めて限られた期間も、各自の興味、関心を伸ばすための時間、体力、機動性に恵まれた恰好の時期だと、今となっては感じられます。良い意味で思い残すこと無く、卒業を迎えられたらというのが、皆さんへの願いです。

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