教員紹介小林 満

戻る

小林 満KOBAYASHI MITSURU

外国語学部 ヨーロッパ言語学科 イタリア語専攻 教授

学位
文学修士(京都大学)
専門分野
イタリア語学・イタリア文学

研究テーマ

「イタリア文学における宇宙のイメージ」をテーマに、ガリレオの散文やレオパルディの詩などを主に研究してきましたが、最近特に「方言による文学や歌をとおして見るイタリア文化の多様性」というテーマにも興味が傾いています。古代ローマ人の言語であったラテン語が半島の各地方でさまざまに変化してできて行った俗語のうち、トスカーナ地方のものが基盤となって成立したのが「イタリア語」です。この共通語としてのイタリア語成立後も、各地域の文化的独自性の強いイタリアでは、方言の伝統が長く生きてきました。方言で詩や小説を書く試みだけでなく、’O sole mioを代表とするナポリ方言の歌はもちろんのこと、自分の土地の言葉で歌詞を作り歌うアーティストが現代でもたくさんいます。北イタリアから南イタリアまで、さまざまな土地の方言による表現の分析をとおして、イタリア文化の多様性を浮き張りにしていきたいと思っています。

担当科目

専攻イタリア語(構造)、専攻イタリア語(総合)、イタリア語専門セミナー(食文化)、イタリア学入門、ヨーロッパの文化、ヨーロッパの文学

プロフィール

小説や映画やドラマに身を浸らせる時間がなくなると、現実世界の重力に押しつぶされ日常生活の線状性に消耗してしまいます。多様な時空を常時経験し続けることで、精神の平衡を得ているのかもしれません。ときには実際に場所を変えてみることも大事かと、イタリアに身を置いて、日本では体験できない美しさや不条理を堪能することにしています。この夏は美しいリグリア海の夕景を列車の車窓から眺めながらジェノヴァから宿に戻る途中、乗り込んできた数十人の熱狂的サポーターたちに車両を乗っ取られてしまいました。

学生へのメッセージ

世界の大学ランキングのなかで日本の大学の占める位置が低いとよく報道されますが、どれだけの時間を勉強に費やしているのか、統計資料を見ても、実際に日本の学生の状況は酷いものです。この環境を改善するため、本学でも、授業の事前・事後学習をしっかりして、実力を身につけてもらう取り組みを進めています。皆さんも、週日は勉学に集中してアルバイトを控え、勉学とクラブ活動等の課外活動とのバランスにもじゅうぶん配慮して、実りある学生生活を送ってください。

授業に対する取り組み

学生の皆さんが自ら課題に取り組む姿勢や力を身につけ伸ばしてもらうために、それにふさわしい科目については、従来の一方向の講義形式ではなく、双方向型の授業をなるべく取り入れるようにしています。たとえば、「ヨーロッパの文化」ではキリスト教や社会契約説など、毎回のテーマごとに、事前にテキストを読んで自分の理解をノートにまとめておき、授業のなかでそのノートに基づいて小グループで議論をすることで、より正確な理解を目指しています。「専攻イタリア語(総合)Ⅲ・Ⅳ」では、事前にイタリア語のテキストの和訳と文の構造分析を行なっておき、授業のなかでは自分の用意したノートに基づいて小グループで議論をすることで、互いの意見を対照しながら、より正確な理解を目指す授業を展開しています。

専任教員一覧に戻る

PAGE TOP