留学体験記が届きました(牧野田 晃平さん フィリピン)

フィリピン留学体験記

離島のカモテスに行った写真
フィリピンの海はすごく綺麗でした
私は大学3年次生の2015年の春学期を休学し、約5ヶ月間フィリピンのセブ島に留学することを決めました。まず、留学すると決めたきっかけですが、それには二つの理由があります。一つ目は「このままどこにも留学をしないまま大学を卒業して後悔しないのか」という漠然とした不安・焦り、そして二つ目は日本の社会で求められている英語の実力向上です。
私が留学を決心した時期は、ちょうど就職活動が始まろうとしていた時でしたが、当時の私はまだ就職について何も具体的なことは考えておらず、就職活動よりも今自分は、本当に何がしたいのか当時の大きな悩みでした。
いろいろ悩んだ結果、好きな語学の勉強がしたいとの結論に至り、留学することにしました。
その中でも留学先をドイツ語圏か英語圏かどちらにするかで随分悩み考えました。ドイツ語学科に4年間在籍し、ドイツの文化・歴史などを学び、ドイツには魅力がたくさんあることを知ることができましたが、将来日本で働く私には、英語も話せた方がいいと思い、今回はフィリピンに留学することを決めました。

先生の家に行った時の写真です
夜はいつもみんなで集まってパーティをしているみたいです
では、なぜ、フィリピンを留学先に選んだか。それにはいくつかの理由がありましたが、特に魅力的だったのは、留学費用が安い、マンツーマンでの授業が受講できるうえ、英語漬けの生活をおくることで短期間に質の高い英語力の向上が期待出来ることでした。実際現地に行ってみて、たしかに安かったです。授業料、生活費、物価どれも日本や他国に比べるとびっくりするぐらい安く、例えばバスは30円で近くのモールまで乗車できます。夕食代も1000円以内でお腹いっぱいになります。私は、フィリピンでは毎月1万円あれば不自由なく普通の生活をすることが出来ると思いました。物価が安いので、毎週旅行に行く人や夜な夜な遊びに行く人がかなりいます。自分をしっかり持っている人、つまり遊ぶときは遊ぶ、勉強するときは勉強すると切り替えられる人でないと、魅力の多すぎるフィリピン留学は勧められません。周りに確実に流されて、無駄な時間とお金をつかうことになるからです。
授業に関しては大変満足いくものでした。フィリピンの先生はフレンドリーな方が多く、すぐ仲良くなることが出来ました。マンツーマン授業では自分が英語を話す機会が増えるので、2カ月ぐらいで日常会話レベルの英語は話せるようになりました。グループ授業では国籍がバラバラな4人が集まり、英語で話し合います。この授業形態の良いところは、友達がすぐに出来ることで、また他国の文化を知ることも出来るので大変勉強になりました。
私は英語力の向上しか考えずに留学を決意しましたが、今回の留学で英語力だけではなく、英語力以外のことでも、たくさん得る物がありました。それは、発展途上国の文化、生活環境などに触れることができたことです。慣れるまでの一週間は正直、臭いが気になったり、ご飯が口に合わなかったりと早く日本に帰りたいと思っていました。しかし、慣れてしまえば、日本では当たり前のことが当たり前ではないことに気づき、学ぶことがとても多いと思いました。私がいた学校には主に韓国、台湾、ロシアからの留学生がたくさんいるので、授業が終わってからご飯を一緒に食べたり話をしたり、様々な国の人達と交流ができ、価値観の違いや外国から見た日本のことを直で聞くことが出来、大変勉強になりました。

5ヶ月の短い期間の留学でしたが、はじめはフィリピンへの先入観があり、不安や心配(親が特に)がありましたが、何もそんなに心配するような所ではないと言うことです。フィリピン人は人懐っこく優しくて思いやりのある人ばかりで、羽目さえ外さず現地のルールを守れば最高な留学になること間違いありません。今、「留学したい」「発展途上国に行ってみたい」と考えている人は、ぜひフィリピンも候補地としてみてはいかがですか。ぜひ英語圏への留学にも挑戦して欲しいと思います。

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