令和3年度 秋学期 公開授業&ワークショップ 実施報告

実施日時・場所・参加人数

(1)公開授業とワークショップ

①公開授業
  • 科目:京都文化演習IB京都文化演習IIB合同ゼミ
  • 担当教員:奥野 圭太朗講師
  • 実施日時・場所:10月4日(月)3限目11310演習室 
  • 参加人数:16名 (教員6名、学生10名)
②ワークショップ
  • 実施日時/場所:10月4日(月)4限目11310演習室 
  • 参加人数:教員5名

(2)その他研修会等

① 春学期FDセミナー
テーマ:「授業録画方法について」
概要:初めに井尻香代子学部長から令和3年度の方向性と履修者状況についての確認の挨拶があり、久米カリキュラム委員長からシンプルな授業録画方法への説明がなされた。次いで、グループに分かれてコロナ禍の授業のあり方、授業録画、BYODについての意見交換がなされた。当日の様子はTeamsで録画し、当日参加できなかった教員にもパワーポイントスライドと共に動画で提供した。グループでの情報交流が行われた。授業録画やBYODについての授業実践などのアイディアについて意見が交換された。特に、アクティブラーニング型の授業における授業録画に関しては、学生が自由に意見を出しにくくなるのではないかなどの懸念も意見交換に出された。
実施日時/場所:4月7日(水)13:30-14:30  オンライン
参加教員数:18名

② 秋学期FDセミナー
テーマ:「文化学部のキャリア教育はどうあるべきか」
概要:初めに久米裕子カリキュラム委員長から、文化学部におけるキャリア教育の現状と問題点および今後の取り組み案について報告があり、これを受けて、松尾千晶先生が、これまでのご経験とキャリア教育の本質について話をされ、歴史・思想・文学・芸術に関する学びは生き方の幅と選択肢を広げるもので、文化学部はキャリア(働く+暮らす)を豊かにできる学部であると述べられた。続いて中沢正江先生が、文化学部が抱える問題点を整理し、それぞれどのような対応が可能であるかを具体的に示された。なお研修の様子はTeamsで録画し、当日参加できなかった教員にも動画で提供している。
報告・講演の後のディスカッションでは、キャリア教育は学生を一定の型にはめて企業戦士を作りあげる教育ではなく、今は学部の特性・学生の特性に合わせたキャリア科目を提供する時代であり、一人一人の学生が自分なりに考えて社会の中で生きていく力を育む教育であること、「就職」と「就活」は別物であり、キャリア教育では「どう働くか」について考える必要はあるが、就活支援は不要であること、対外的なアピールとしての「広報戦略」と学生のための「キャリア教育」を分けて考える必要があること等を共有した。今回の研修を通じて、キャリア教育に対する様々な「誤解」が解消され、キャリア教育について議論する土台が学部内にできた。
実施日時:3月15日(火) 15:00-17:30  11201教室およびオンライン
参加教員数:15名(うちオンライン5名)
(うち、オブザーバー参加:松尾千晶共通教育推進機構准教授・中沢正江共通教育推進機構准教授)

ワークショップでの意見交換内容

合同ゼミのやり方について意見交換があった。春学期の最初にも合同ゼミを行なっている。3年次は、4年次の卒業レポートの進捗を聞くことにより、具体的にイメージすることができる。
秋学期の最初にも再度合同ゼミを行い、3年次も4年次も進捗を共有することができた。3年次の夏休みに、すでにインタビューを行い卒業レポートに向けてすすめている学生の発表があり、どのようにしたらそのようなペースで進められるのか情報共有があった。
調査方法についての意見交換があった。文化学部の学びの中でも思想、歴史、文学については文献研究になることが多い。しかし、観光の分野においては、インタビューやフィールドワークなどの調査を行なっている。調査方法を3年次ゼミの中で盛り込むことが望ましいが、その場合授業時数的にもタイトなスケジュールであるとの意見が出された。そこで、ゼミでの学びを継続的に行う方法として2年次から同じ担当教員のゼミに入り、文献研究、調査方法などを学んでいくやり方と、あえて異なる教員が2年次と3年次の演習を担当することが議論された。異なる教員の元で学ぶこともより広い視点から事象を考察することができる。また、学部の教員数からも、すべての教員が2年次から4年次までの演習を担当することへの課題も議論された。
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