総合生命科学部 バイオフォーラム2016開催(2月23日)

最先端の生命科学研究に触れてみませんか

棚橋 靖行 准教授(京都産業大学 総合生命科学部 動物生命医科学科)

「在外研究員報告会 ~機械受容チャネルPiezo1の薬理学的性質とイギリスにおける動物実験の実情~」

機械受容チャネルは物理的な刺激により開口するイオンチャネルであり、チャネルが開口する結果、細胞内のCa2+濃度や細胞の電気的興奮性などが変化する。同チャネルは聴覚、触覚、痛覚といった感覚、血圧調節、消化管や膀胱などの内臓機能調節などにおいて重要な役割を果たしている。機械受容チャネルの分子実態は長年謎のままであったが、近年、その有力候補として新しく、Piezoチャネルが同定された。演者は、平成27年9月から1年間、本学の在外研究員制度を活用して、リーズ大学(イギリス)のProf. David J Beech研究室に在籍し、Piezoチャネルの血圧調節における生理学的役割や同チャネルの薬理学的性質に関して研究を行った。今回は、それら研究成果の一部を報告する。また、イギリスは実験動物の福祉に関して世界をリードしており、動物実験の実施には厳しい規制がかけられている。そこで、イギリスの動物実験の実情についても紹介したい。

日時 2017年2月23日(木) 16:30~17:30(16:15開場)
場所 京都産業大学 15号館1階15102セミナー室
交通 ※キャンパス内に駐車場はありません。公共交通機関をご利用ください。
交通アクセス
備考 事前申込不要・入場無料・一般の方の参加歓迎
主催 京都産業大学 総合生命科学部
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