総合生命科学部 バイオフォーラム2016開催(7月13日)
2016.06.28
最先端の生命科学研究に触れてみませんか
天谷 友彦 先生(大和高原動物診療所 所長)
「馬ってどんな動物なんだろう?」
みなさんは、馬についてどんなイメージですか? どんなことを知っていますか?
日本の馬事情
海外では、家庭で馬を飼育していることもあるが、日本ではあまりポピュラーではない動物である。国内で生産されているほとんどの馬が、競走することを目的とする「サラブレッド」だ。乗用馬は、競走馬がリタイア後に転用されることが多い。サラブレッドの生産頭数が減少する中で、乗用馬の飼育頭数は年々増加してきている。
「蹄なくして馬なし」
馬にとって、「蹄」は非常に大切な器官がある。蹄疾患の中でも「蹄葉炎」は、馬の生命に関わる場合もあり、加齢とともに多くみられる病気である。競走馬でも乗用馬では運動方向性・年齢の差があるため、好発する運動器疾患も違ってくる。乗用馬で見られやすい運動器疾患とはどのようなものか、また、生命を脅かすこともある「蹄葉炎」について、最近の知見を含め紹介する。
今後の可能性
オリンピック種目でもある「馬術競技」は、性別を問わずに競技をする唯一のスポーツである。最近では、動物介在療法として馬を利用するなど、利用価値に広がりがみられている。「馬=競走馬」というイメージから、馬がもっと身近な動物になっていくことを期待したい。
海外では、家庭で馬を飼育していることもあるが、日本ではあまりポピュラーではない動物である。国内で生産されているほとんどの馬が、競走することを目的とする「サラブレッド」だ。乗用馬は、競走馬がリタイア後に転用されることが多い。サラブレッドの生産頭数が減少する中で、乗用馬の飼育頭数は年々増加してきている。
「蹄なくして馬なし」
馬にとって、「蹄」は非常に大切な器官がある。蹄疾患の中でも「蹄葉炎」は、馬の生命に関わる場合もあり、加齢とともに多くみられる病気である。競走馬でも乗用馬では運動方向性・年齢の差があるため、好発する運動器疾患も違ってくる。乗用馬で見られやすい運動器疾患とはどのようなものか、また、生命を脅かすこともある「蹄葉炎」について、最近の知見を含め紹介する。
今後の可能性
オリンピック種目でもある「馬術競技」は、性別を問わずに競技をする唯一のスポーツである。最近では、動物介在療法として馬を利用するなど、利用価値に広がりがみられている。「馬=競走馬」というイメージから、馬がもっと身近な動物になっていくことを期待したい。