教育研究上の目的と3つのポリシー

教育研究上の目的

高い専門性と、諸領域を横断する知識や能力、視点、あるいは経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)を結びつけ、イノベーションを通じて組織の発展・変革と社会の進化を促進する「統合的なマネジメント能力」を持つ人材を養成することを目的とする。

ディプロマ・ポリシー

経営学部マネジメント学科は、「高い専門性と、諸領域を横断する知識や能力、視点、あるいは経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)を結びつけ、イノベーションを通じて組織の発展・変革と社会の進化を促進する『統合的なマネジメント能力』を持つ人材」に必要となる、以下の素養を修得した者に卒業の認定及び「学士(経営学)」学位を授与します。

  1. ダイナミックな変化の渦中にある実社会に存在する様々な組織のミッションと役割を理解するため、国際性と創造性、多様性に強い関心を有し、社会思考、歴史思考、論理思考に基づき、事物の本質を洞察できる。
  2. 組織運営の様々な局面で発生する問題に対して異なる領域の知識を適切に統合しつつ、多面的に捉え、論理的思考力、問題発見・解決能力、コミュニケーション力等の汎用的技能を適切に駆使できる。
  3. 社会の様々な組織において、解決すべき問題を的確に認識し、実践的な問題解決能力を備えた「統合的なマネジメント能力」を発揮し、組織の新機軸を構想し、これを実行して組織をより良き方向へと導く実践力と行動力を備え、持続可能な社会創造・発展へ貢献できる。

カリキュラム・ポリシー

ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に掲げる目標を達成するために、幅広い教養を身につける「共通教育科目」と、3つのドメイン(知的領域)により体系的に編成し、専門的、横断的な学びを実現する「専門教育科目」により、「統合的なマネジメント能力」を涵養するためのカリキュラム(教育課程)を提供します。
カリキュラムについては、履修指導においてその体系性や構造を明示します。また、毎学期末に全学部で実施しているアンケート調査「学習成果実感調査」により把握する学生の自己成長実感度や、個々の授業とカリキュラムに対する学生からの意見等により、カリキュラムの検証を行う。本学部マネジメント学科が提供しているカリキュラムの教育成果を自己点検・評価することで、カリキュラムの適正化を図ります。

本学部マネジメント学科の教育内容、教育方法、学修成果の評価については、以下のように定めます。

1.教育内容

共通教育科目では、「人間科学教育科目」「言語教育科目」「キャリア形成支援教育科目」「体育教育科目」に区分して授業を開講し、幅広い教養を身につけることを目的とする指導を行います。 経営学部の専門教育科目では、「基盤科目」「導入科目」「専門基礎科目」「専門応用科目」「演習科目」に区分して授業を開講し、横断的な専門知識と見識を高め、学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げる汎用的技能を主体的に発揮し、組織の新機軸を構想・実践する行動力及び倫理的な態度を身につけることを目的とする指導を行います。

2.教育方法

共通教育においては、科目の教育目標に照らし、講義、演習、実習、実技等の方法を適切に組み合わせて実施します。
専門教育においては、講義科目に双方向性や実践的な手法を導入し、専門知識や横断的知識の修得を促します。演習科目では、参加型、アクティブ・ラーニング型の少人数教育を実施します。

1年次:「基盤科目」と「導入科目」
「基盤科目」は、経営学ならびに企業をはじめとする様々な組織が直面している複雑で不確実な課題を解決するための基礎的なリテラシーを養うとともに、ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に掲げている「統合的なマネジメント能力」の基盤となる、社会思考、歴史思考、論理思考を身につけます。
「導入科目」は、3つのドメインの体系化についての概略的な理解を促し、学生が本学部マネジメント学科での学修の主軸となる「リーディング・ドメイン」を2年次から選択する際の理由、あるいは選択根拠となる知識を修得します。

2年次:「専門基礎科目」
「専門基礎科目」は、3つのドメインにおいて専門的な基礎知識及び技能、ドメイン共通科目において横断的な基礎知識及び技能を学び、3年次以降のより高い専門知識や横断的知識の修得に必要な学力を涵養します。

3年・4年次:「専門応用科目」
「専門応用科目」は、3つのドメインにおいて修得した基礎知識及び技能を踏まえて、実際の企業をはじめとする様々な組織の課題を理論的に考察するために、さらに理論的・実践的にな科目を配置します。3つのドメイン及びドメイン共通科目から系統的に履修することで、「統合的なマネジメント能力」を発揮するために不可欠な専門知識や学際的知識を養います。また、現実の社会における最新の諸問題をテーマとした科目を履修することにより、「統合的なマネジメント能力」を発揮する実践力と行動力を修得します。

2年次・3年次・4年次:「演習科目」
少人数の演習活動を通して専門知識、横断的知識、汎用的技能、態度・志向性を修得し、社会で発揮する実践的な能力を身につけます。
演習の履修を継続することで、研究領域に関する体系的な専門知識、論理的思考力、問題発見・解決力、コミュニケーション能力、主体的・協調的・倫理的な態度を身につけます。

3.学修成果の評価

各科目の学修成果の評価は、各科目のシラバスに定める成績評価方法により行います。また、修得した科目及び成績が卒業要件を満たしていれば、学位授与(卒業認定)します。

アドミッション・ポリシー

本学部マネジメント学科は、4年間の教育課程で全ての入学者が、高い専門性と、諸領域を横断する知識や能力、視点、あるいは経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)を結びつけ、イノベーションを通じて組織の発展・変革と社会の進化を促進する「統合的なマネジメント能力」を持った人材に成長できるように、次のような素養を持った学生を求めます。

  1. 入学までの学習を通して本学部が定める学力を有していること
  2. 本学部の学問分野、組織運営全般において必要とされるコミュニケーション能力、論理的思考、国際感覚、実務処理の知識及び専門知識等の素養を有していること
  3. 社会の変化と様々な組織内外の諸問題について強い関心を有していること

入学者選抜は、本学の学生受入れの方針(アドミッション・ポリシー)で定めたとおり、多様な方法を用いて実施します。特徴的な入学者選抜として、マネジメント力選抜入試、経営学部高大連携校推薦入試を実施します。

  • マネジメント力選抜入試においては、高校在学中に「マネジメント」に関連した経験や実績があり、経営学部で意欲的に学んで「統合的なマネジメント能力」を身につけ、その学びや進路が経営学部生の“ロールモデル”となりうる入学者を求めます。
  • 経営学部高大連携校推薦入試においては、入学後の学修に必要な基礎的学力及び論理的に思考し判断するための基礎的能力、及び、他人と適切に対話し交流することができる高いコミュニケーション能力を有するとともに、本学部主催の高大連携プログラムに取り組み、大学において学ぶことの意義を深く理解した上で、京都産業大学経営学部への入学を強く希望する入学者を求めます。
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