教育研究上の目的と3つのポリシー(平成30年度入学生)

教育研究上の目的

経営諸科学の学びを通して、組織運営の様々な局面で発生する問題を多面的な視角から捉えて解決策を見出し、組織に関わる人々の調整を行いつつ意思決定を行い、それを実行出来る“マネジメント能力を持った人材”を養成することを目的とする。

経営学科

マネジメント能力を基盤として、企業や様々な組織の戦略や組織構造、経営行動についてのさらに専門的な知識や考え方を身につけ、企業や様々な組織の経営を担える人材を養成することを目的とする。

ソーシャル・マネジメント学科

マネジメント能力を基盤として、社会のいろいろな分野についての知識と経営諸科学の知識や考え方を融合させ、社会的な問題解決を意識しつつ、企業や様々な組織の経営を担える人材を養成することを目的とする。

会計ファイナンス学科

マネジメント能力を基盤として、会計とファイナンスについてのさらに専門的な知識や考え方を身につけ、企業や様々な組織の経営を担える人材や会計・ファイナンスの専門職業人として活躍出来る人材を養成することを目的とする。

ディプロマ・ポリシー

次の4つの素養を身につけるために、経営学部が定めるカリキュラム(教育課程)により学修し、経営学部が定める卒業要件を満たした者に卒業の認定及び「学士(経営学)」の学位を授与します。

  1. 各学科それぞれの分野と関連する体系的な専門知識および学際的知識を有すること
  2. 経営学に関する諸知識を基盤とした論理的思考力、問題発見・解決能力、コミュニケーション能力等の一般的技能を身につけていること
  3. 教養に富み、主体的かつ協調的で倫理的な態度を有すること
  4. 社会の様々な組織において実践的に「マネジメント能力」を発揮して、社会に貢献するための知的及び人格的基盤を有すること

カリキュラム・ポリシー

経営学部は、ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に掲げる目標を達成するために、3学科それぞれの分野と関連する専門教育科目を開講しています。同時に、多様な進路希望にも柔軟に対応しうる幅広い教養を備えた人格を形成すべく、一拠点総合大学としての本学の利点を生かした学際的知識の修得が可能な教育課程の編成と履修支援の整備を目指します。また、少人数のアクティブ・ラーニング志向型授業である演習を、4年間にわたって充実させ活用することで、課題発見・調査解決能力、論理的・批判的思考力、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力の向上を図ります。
カリキュラム(教育課程)については、ナンバリングやカリキュラムマップ等を用いることで、カリキュラム(教育課程)の適正化を図っています。
教育内容、教育方法、学修成果の評価については、以下のように定めます。

1.教育内容

経営学部の専門教育科目では、「イントロダクトリー科目」、「インターミディエイト科目」、「アドバンスト科目」に区分して授業を開講し、ディプロマ・ポリシーにある目標に近づくために必要となる「マネジメント能力」を身につけることを目的とする指導を行います。
共通教育科目では、京都産業大学のカリキュラム・ポリシーで定めたとおり、「人間科学教育科目」、「言語教育科目」、「体育教育科目」、「キャリア形成支援教育科目」に区分して授業を開講し、ディプロマ・ポリシーにある目標に近づくために必要となる幅広い教養を身につけることを目的とする指導を行います。

2.教育方法

(1)講義

1年次
学部専門科目への導入教育としてのイントロダクトリー科目を配置し、経営諸科学に関する、また2 年次以降の学科選択の参考となる基本的な知識を修得します。

2年次
各学科に分かれることで、それぞれの学科の専門分野を系統的に学修し、3 年次以降のより高い専門知識の修得へ向けて、接続的な授業を中心に履修します。

3、4年次
より高い専門性に特化・配慮したアドバンスト科目を履修することにより、「マネジメント能力」を発揮するために不可欠な専門的知識を修得します。
また、現実の社会における最新の諸問題をテーマとしたマネジメント特講やケーススタディ等の科目を履修することにより、「マネジメント能力」を発揮する実践力の修得を促進します。
なお、各授業の時間内外において学生—教員間、そして教員間や教職員間の対話を促進する取り組みを行い、学生の意見・状況等を反映した授業運営を実施します。

(2)演習

1年次
大学教育への円滑な導入を図る少人数授業である「基礎セミナー」と、専門知識を修得する際に不可欠となる英語読解力を身につけるために「外書セミナー」を配置します。同時に少人数教育により、プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力、協調性、倫理性を身につけます。

2、3年次
少人数教育である「演習1、2」および「演習3、4」を履修することで、専門的知識、論理的な思考、判断力および学問的方法の基礎および倫理性を 修得することができます。

4年次
「演習5・6」において、学生生活の集大成である卒業論文を作成することにより、課題発見力、調査能力、論理的思考力が向上します。また、2・3年次から継続してきた、演習における個人指導および就職活動等の社会とのかかわりを体験することにより、多様化・複雑化する社会情勢および組織に柔軟に対応する能力、社会に貢献する態度および高い倫理性を養います。

3.学修成果の評価

各科目の学修成果の評価は、各科目のシラバスに定める成績評価方法により行います。

カリキュラムマップ

アドミッション・ポリシー

4年間の教育課程で全ての入学者が、マネジメント能力を持った人材に成長できるように、次のような素養を持った学生を求めます。

  1. それぞれの学問的領域を理解するための基礎的学力
  2. 組織運営全般において必要とされるコミュニケーション能力と論理的思考
  3. 国際感覚
  4. 実務処理の知識および専門知識

入学者選抜は、京都産業大学のアドミッション・ポリシーで定めたとおり、多様な方法を用いて実施します。特徴的な入学者選抜として、次のようにAO入試と経営学部高大連携校推薦入試を実施します。

  • AO入試においては、他人と適切に対話し交流することができる高いコミュニケーション能力とともに、常に問題意識を有しそれに積極的に取り組む意欲を示し、京都産業大学経営学部への入学を強く希望する入学者を求めます。
  • 経営学部高大連携校推薦入試においては、入学後の学修に必要な基礎的学力および論理的に思考し判断するための基礎的能力、および、他人と適切に対話し交流することができる高いコミュニケーション能力を有するとともに、キャンプ・キャンパスなどの高大連携プログラムに取り組み、大学において学ぶことの意義を深く理解した上で、京都産業大学経営学部への入学を強く希望する入学者を求めます。
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