【外国語学部】ヨーロッパ言語学科 ドイツ語専攻 「ドイツ語海外実習」元気にドイツに出発しました

2024.03.18

コロナ禍で長く実施を見送ってきた「ドイツ語海外実習」の授業が、4年ぶりに今年度復活しました。

半年、一年間の長期留学は再開していましたが、まずは短期留学でドイツ語圏と本場のドイツ語をとにかく経験したいと希望する学生たちにとっては待ちに待った授業の復活ということになります。今年度の「ドイツ語海外実習」では、ドイツ南西部の街フライブルク(Freiburg)で3月に開催される短期語学コース(約4週間)に参加します。

久しぶりの「ドイツ語海外実習」の授業には、1年次生から3年次生までの様々なドイツ語力の学生たちがたくさん集まりました。総勢20人の大所帯が秋学期の授業を通じて、初めて訪れるドイツやフライブルク大学語学コースに向けての準備を着実に進めてきました。

この「ドイツ語海外実習」はとてもユニークな授業で、まず京都産業大学の教室でしっかり事前準備学習を行います。そして、大学で身に着けた様々な知識やドイツ語力を実際に活かそうと現地に飛び込んでいきます。その実践の時がついにやってきたのです。

研修を行う街フライブルクは、大聖堂を囲む歴史的文化的都市としても、環境都市としても世界的に有名な地方です。フライブルク大学では、学生たちがドイツ語を実践的に学び異文化を直接体験できるよう、地域の特色を活かした魅力的なコースを提供しています。学生たちは、日本の教室とはまた違った、本場ドイツでの学びを満喫しながら、ドイツ語学習やドイツ文化理解に必要なことをたくさん吸収することでしょう。

今回の参加者たちは2024年3月3日(日)、大きな期待と一抹の不安を抱きながら、フライブルク大学に向かうべく伊丹空港をあとにしました。実は準備の段階では予期せぬことも起きました。国際状況などの急激な変化による影響から、これまでの「ドイツ語海外実習」のやり方を徹底的に見直し、最善のルートや実施方法を再検討しました。学生たちが少しでも安心してドイツに入国できるようにするためです。

現在、学生たちはフライブルク大学で順調にドイツ語の授業を受け、ドイツ語での生活を謳歌しているようです。ドイツ語を駆使し、互いに協力し合いながら、目の前の困難な状況を乗り越えていく過程を通じて、学生たちはさらなる人間的成長を遂げていくことでしょう。十分に準備をしていても何が起こるかわからないのが現実です。万が一の時のために用意しておいた様々な準備が大いに役に立ってくれるはずです。

「ドイツ語海外実習」は、わずか1か月の短期プログラムなのですが、このプログラムで得られる貴重な経験は、学生たちが今後大学でドイツ語を学んでいく中でも、社会に羽ばたいて活躍する場でも大きなプラスとなり、揺るぎない自信となっていくはずです。

帰国後に予定されている3月下旬の事後学習の時間に教室で成長した学生たちと再会するのが今からとても楽しみです。

PAGE TOP