教員紹介岡部 正勝

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岡部 正勝masakatsu okabe

法学部 教授

専門分野
社会安全政策、警察学

出身校

東京大学法学部

自己紹介

東京生まれ埼玉育ちの関東人ですが、ご縁あって令和6年から京都の本学で勤務することになりました。歴史が好きなので、ゆかりの地の多い京都の暮らしは楽しみです。
それまでの34年間は、警察庁のⅠ種(総合職)採用の実務家として、警察行政に携わってきました。福岡県警と香川県警では組織トップの警察本部長を、大阪府警ではナンバー2の副本部長を勤めました。また外交官(日本大使館の警察アタッシェ)としての海外勤務経験や、出向して大学教授や講師として学生さんたちと触れ合った経験もあります。
これまでに得た知見を、できる限り学生の皆さんにも伝え、皆さんの学生生活、さらには社会人としての人生が充実したものとなるようお手伝いしたいと思っています。

私のゼミ

社会安全政策というゼミを開講しています。日本で皆さんが当たり前のように享受している安全な生活が、実は様々な社会的アクターの人為的な営みの上に成り立っているのだ、ということを理解してほしいと思っています。

私の講義

社会安全政策では、社会安全上の課題(例えば、組織犯罪、薬物犯罪、少年非行、DV・ストーカー、被害者対策、テロ対策、交通安全など)に対し、様々なコスト(予算だけでなく、社会的負担、人権上のバランスなど)を考慮しつつ、実現可能な政策のあり方を考えていきます。
また警察行政法も担当しています。警察行政法は、行政法の一分野として警察の権限行使の理論やあり方などを考察するものです。警察官、警察職員の希望者はもちろんですが、そうでない方も主権者たる市民として、強力な権限を持つ警察組織のあるべき姿やそのコントロールのあり方について学ぶことができます。
令和7年度からは、サイバーセキュリティに関する法政策も担当する予定です。サイバー空間における犯罪や不適切な行為への対策などを考えていきます。

京都産業大学の好きなところ

様々なバックグラウンドを持ち、専門もばらばらで世代も異なる人々がひとつの場所に集っているところです。まさに多様性の中から生み出されるものがあると思っています。

京都産業大学を志望する方へ

大学は自ら考え、自ら課題を発見し、自ら解決していく能力を身につけるところです。京都産業大学での様々な出会いが、その手助けとなることでしょう。

趣味特技

大学の剣道部出身ではないですが、警察でこつこつ続けてきた剣道は、現在五段、さらに六段目指して修行中です。

学生時代に打ち込んだこと

体育会の競技ダンス部というクラブで、スポーツとしてダンスをやっていました。

演習テーマ

社会安全政策

演習の内容

 社会安全の各テーマにつき、「①現状と歴史的経緯」をデータや文献資料によって明らかにし、「②現状における課題」を考察によって見出し、「③課題に対する政策」を、コスト、人権、社会的相当性、実現可能性等のバランスの中で考察するものです。

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