ピックアップゼミナール

「21世紀の社会保障」 についての研究

福井 唯嗣 ゼミ

社会保障をテーマに研究を深め、プレゼンテーション能力を磨く

左から 平野 舞さん(経済学科4年次)、福井 唯嗣教授、柚木 雅人さん(経済学科4年次)、小松 果歩さん(経済学科4年次)
日本の社会保障財政は今、増え続ける給付の財源をどこに求めるかという問題に直面しています。社会保障制度改革 は国民一人ひとりに大きく関わる課題ですが、全ての人が納得する解答を見出すのが難しい研究テーマ。福井ゼミで は、グループワークを中心に研究し、内容をわかりやすくまとめ、伝える力を身につけることを目標にしています。
発表前には、プレゼンテーションの資料を細かく再確認
ISFJ(日本政策学生会議)※が主催する第20回政策フォーラム
に参加 ※ Inter-university Seminar for the Future of Japan

これから生まれ来る世代にも配慮した社会保障制度を模索する

柚木さん:保険、年金、介護、医療など、社会保障に関するし教授 くみを理解しておけば、自分の将来に必ず役立つと思ったの が、先生のゼミを選んだきっかけです。

福井教授:もちろんしくみを理解することも大切ですが、少子 高齢化が進むわが国では、増え続ける給付の財源をどこに求 めるかが今後の大きな課題です。

平野さん:私たちの人生に大きく関わる問題ですね。

福井教授:その通りです。しかも、誰もが納得する解決策を見 い出すのが難しい課題でもあります。

柚木さん:それだけに、やりがいも感じますね。

小松さん:私たちも、昨年は社会保障制度改革について研 究に取組み、論文をまとめて、ISFJ(日本政策学生会議)※で 発表しました。

平野さん:「分科会賞」を獲得することができました。

柚木さん:研究内容をまとめるのは本当に大変ですが、グ ループで作業していくのが、もっと大変でした。

小松さん:与えられた仕事だけではなく、自分で考えて行動す ることの大切さを学びました。

福井教授:実はそれがゼミの狙いです。社会人に必要となる スキルを就職活動までに身につけること。研究だけではなく、 協調性、忍耐力、持続力など多様な力を磨いてほしいと思って います。

柚木さん:福井ゼミは、ディスカッションやグループワークが 本当に多いですね。

平野さん:個人ではなく、グループで作業をする場合、最初は 自分の考えを正しく相手に伝えることに苦労しました。でも全 員の意見がうまくまとまったり、試行錯誤の末に論文が形に なったりしたときの喜びは大きいですね。

小松さん:私も伝える技術が磨かれました。 柚木さん:それに加えて、自分が今求められていることを考え る力も身についたと思います。

小松さん:福井先生は、具体的なことは言わなくて、みんなに 考えさせますね。

福井教授:そう、わざと言わないのです。自ら考えることが大 切ですから。答えを出してはだめでしょう?

柚木さん:その厳しい指導のおかげで、社会人に必要な考え 抜く力はしっかり身につきました。

小松さん:特に、人を説得する力が身につきました。

平野さん:社会保障制度に関する知識はもちろん、ゼミで培っ たプレゼンテーション能力を活かして、社会に出てもがんばります。


現代の経済問題分析

大西 辰彦 教授

地域経済の課題や政策を研究
京都の優良企業を訪問し、現場でゼミを実施

左から:井戸 暁子さん(経済学科3年次)、大西 辰彦 教授、小林 史弥さん(経済学科4年次)、森下 葵さん(経済学科4年次)
地域経済を支えているのは、独創的なアイデアで成長を遂げる中小企業です。大西ゼミでは、中小企業が地域経済 に与える影響や京都を地盤とする企業の発展の系譜について研究。学外ゼミといわれる企業訪問など、多くのフィー ルドワークを通じて、各企業の経営戦略や人材育成の核心に迫ります。
企業訪問前のプレゼンテーション。しっかりと企業研究に取組んでから現場に出るのが大西ゼミの方針
「大西ゼミ=井手応援隊」といわれるように同町の活性化も研究対象。写真は学生が企画したイベントの様子

フィールドワークの多さが魅力のゼミ企業研究と発表にも力を注ぐ

大西教授:この3人は、ゼミ選びの参考にしてもらうための「ゼ教授 ミ説明会」で大西ゼミを紹介してくれました。

小林さん:座学や論文講読よりも学外に出る機会が多いゼ ミ。地域の人との触れ合いも多いし、アクティブに活動したい人 にはお勧めです。

井戸さん:その通りです。ゼミのチラシには「一人ひとりが主 役」と書きました。皆で成長できるのが大西ゼミです。

大西教授:ゼミでは、地元京都や関西の経済・産業に焦点を 当て、地域経済の課題や政策をテーマに考えます。

森下さん:主に京都地域の産業・企業の研究を行うため、企 業訪問をはじめフィールドワークが多いことが最大の魅力です。

大西教授:企業訪問では、老舗といわれる伝統産業から1社、 バイオやICTといったハイテク企業から1社を選んで訪問しま す。どちらも京都らしい分野ですね。

井戸さん:訪問時に、社長が出てきてくださることもあります。 経営者から直に話が聞けるのは貴重な体験でした。

小林さん:そう。他の企業でも、社長や専務といった経営者の 方が快く私たちの訪問を受け入れてくださったのに驚きました。

森下さん:製造業の場合は生産現場の見学をします。製造 工程を詳しく教えていただいたことも印象に残っています。

大西教授:訪問の前に企業研究に取組み、訪問後は、かな らずその成果を皆の前で発表するようにしています。森下さん は人前で話すのが上手になりましたね。

森下さん:少しは成長できたでしょうか。もともと表現するのが とても苦手で、最初はまったく話せない状態でした。

大西教授:この1年でプレゼンテーション能力はかなり身につ いたと感じています。

小林さん:私がゼミで一番成長できた点は、社会で働くイメー ジが明確になったことです。地元の京都に貢献するという就職 活動の方向性もはっきりしました。

大西教授:地域経済を担う企業、自治体等の活動につい て、「地域経済活性化」という観点からも研究に取組んでいま したから、その研究が今後活かせますね。

小林さん:京都府井手町の活性化の取組みも印象的でし た。地方創生には何をすればいいのかには、決まった答えがあり ません。その地域に入り、住民の方々と一緒に活動し考えること の重要性を学びました。

大西教授:現場で実践することで問題点を理解し、その解決 方法としての理論を学ぶ。そして再び社会に出て問題解決を実 践してほしいですね。

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