
研究テーマ
途上国の経済成長の要因
高校生に向けた研究内容の紹介
途上国の経済成長と経済協力に関して研究を行っています。現在は、アジア途上国の経済成長に伴う産業構造変化、特に工業化や脱工業化について実証的に分析を行っています。また、産業構造変化と生産性向上の問題に加えて、国際労働移動や海外送金の問題についても関心を持っています。
ゼミナール/研究室のテーマ
アジアの成長と経済協力
アジア諸国の経済状況について幅広い知識を身に付け、経済発展に関わる基本的な概念や理論などを学びます。また、途上国への経済協力や開発援助についても知識を深め、特に開発援助に関しては援助国や国際機関の役割を考えます。
ゼミ/卒業研究の紹介
アジアはグローバリゼーションの恩恵を最も受けた地域の一つですが、このアジアのダイナミックな経済成長について勉強していきます。また、アジア途上国への日本の経済協力についても議論していきます。現在はアジア地域における持続可能な開発目標(SDGs)の進捗状況について調査研究を行っています。なお、ゼミでは海外で合宿を行うこともあり、これまでにタイやスリランカへフィールドワークに出かけたことがあります。
プロフィール
高校卒業まで青森県で生活していました。もともと冬の寒さや雪に慣れているはずですが、京都の冬にはてこずっています。もちろん、夏の暑さは苦手です。大学卒業後は会社勤めをしていましたが、学生の時に関心を持った途上国の経済発展の問題を研究したく、イギリスの大学院で勉強を再開しました。国際機関の職員としてタイのバンコクに滞在したこともありますが、日本に戻り現在に至っています。
高校生へのメッセージ
若い時に世界の国々を巡り、様々な文化や人々と触れ合うことは大変意義深く重要です。テレビや新聞を通してみる世界よりも、現実の世界はより身近で親しみやすい存在でもあります。いろいろな国を旅してみると、国や文化が違っても人は意外に似ていることに気付くと思います。もちろん、お互いに尊敬や尊重しあうことは大切です。これらのことを実際に体験するためにも海外に目を向け、また出かけて行ってほしいと思います。