
研究テーマ
保守的負債政策
高校生に向けた研究内容の紹介
「お金を持っている」、ただそれだけでコストがかかると言われると、違和感を感じるかもしれません。ですが、それが正論です。なぜなら、「投資をしていない時点で、得られるはずだった収益がもらえない」からです。「もらえていない収益」を「コスト」と見なす、それがファイナンス論です。そういう背景の下で、投資せずに大量な現金を持っている企業は日本に多くあります。どうしてコストがかかるにも関わらず大量な現金を持つのか、この質問について研究をしています。
ゼミナール/研究室のテーマ
コーポレート・ファイナンス
コーポレート・ファイナンス(企業財務または企業金融ともいう)の基本知識を修得するとともに、考える力と分析する力を身に付けることを目標とします。
プロフィール
子供の頃から音楽と文学を愛し、数学が苦手な私ですが、高校時代に国際金融危機に興味が湧いて経済学部に入りました。お金にまつわる研究をしていると、投資もできると思われがちですが、実は家族との麻雀で五十連敗の記録を持つほど賭け事に弱い人間です。それでも得手不得手関係なく、興味のあるものに打ち込みたいと思います。周りの人に支えられ、今も経済学の世界に居続けています。
高校生へのメッセージ
「ファイナンス」というと、敷居が高いイメージがあると、知人から聞いて驚いたことがあります。なぜなら、私はファイナンスの世界にはスーツと名刺だけでなく、スーパーの値札やポイントもあると思っているからです。お金の動きとその影響は、ありふれた日々の些細なところから垣間見られます。難しい理論や数学は、簡単な道理を説明するための道具です。少しでも興味があったら、億劫せずに覗いてみてください。世界がほんの少しだけ、分かりやすくなります。