菅原 宏太

SUGAHARA KOTA
経済学部 経済学科 教授
学位
修士(経済学)
専門分野
財政学、地方財政学、公共経済学

研究テーマ

地方分権社会における自立的な地方財政のあり方

高校生に向けた研究内容の紹介

社会福祉、教育、地域活性化といった課題に対して都道府県や市町村といった地方自治体が取り組むために、どのようにして資金を工面すれば良いでしょうか?自前で税収を集める?国からの補助金に頼る?地方債を発行(つまり借金)する?また、上のような課題への取組みは、それぞれの地方自治体が単独で行うべきでしょうか?協力して行えないでしょうか?民間の事業者へ委託することはできないでしょうか?こういった様々な地方自治体の財政問題について、主に日本の地方自治体のデータを用いた研究をしています。

ゼミナール/研究室のテーマ

地方自治体の財政問題についての研究

学生各自が、ゆかりのある自治体を対象として、人口構造の変化や産業、財政状況などを調べ発表します。それらを事例として、地方自治体の財政問題や地域活性化策などの課題を研究論文としてまとめ、他大学の学生も参加する研究交流会にて発表します。

ゼミ/卒業研究の紹介

「地方自治体の財政問題についての研究」としていますが、ゼミでは主に地方財政を取り巻く人口や産業の構造について考察することから始めています。まずは、ゼミ生が自身にゆかりのある自治体のことを紹介する「わがまち紹介」で様々な自治体の状況を学びます。次に、キャンパスを出て地域づくりの現場でフィールドワークし、地域のリアルを学びながら、地域への政策提言に挑戦します。こうした経験に基づいて地方自治体の財政問題を考えるというスタイルは、地方公務員はもとより地域金融機関などでの仕事にも役立ちます。

プロフィール

旅行が好きです。観光名所を目指してというよりは、現地に行って特に目的もなくぶらぶらして、行った場所の雰囲気を味わうことを楽しんでいます。だから、プライベートだけでなく、仕事で出張した際にもそれなりに楽しめます。でも、違う言い方をするとworkaholicです。なぜなら、人々や街の活気、利便性、インフラの整備状況など、自分の研究テーマに関連するものばかりに目が行ってしまっていますから。

高校生へのメッセージ

私は、大学を卒業してから25年以上経ちますが、今でも大学生時代の友人と交流を続けています。ゼミやクラブ・サークルで苦労を共にした友人ほど、付き合いは長くなります。仕事上の損得抜きで友人と語り合える時間は、無二の癒しを与えてくれます。家族を持ったとしても、それとはまた別物です。皆さんにも、是非そんな友人関係を学生時代に作ってほしいものです。