【法学部】模擬面接とは?国税専門官内定への道のり

2023.08.08

京都産業大学には、さまざまな進路・就職支援プログラムがあります。それとは別に法学部では、公務員志望者向けの模擬面接が多く行われており、また学部独自のプログラムを選択することで、法律関係の専門家として必要な知識を得たり、就職活動時に強みとなる学習が出来ます。今回取材させていただいたのは、法学部主催の「公務員(国税)模擬面接」(野一色 直人 教授)で、国税専門官を志望する学生のための模擬面接です。野一色教授は、国税庁で勤務経験のある、租税法を専門とされる教授です。今回は、模擬面接をしていく中で意思伝達力を磨き、本番に向けた対応力を身に付けていきます。

(学生ライター 法学部1年次 本多 亜呂羽)

模擬面接では、エントリーシートをもとに一対一で行われました。本番を想定した質問に、学生は真剣に答えていきます。学生時代に培ったことから、職業に関する専門的なことまで、幅広いジャンルの質問に対応できるようにしておくことが要求されました。質疑応答が終わると、フィードバックで模擬面接を振り返っていきます。時事問題に関するさらなる深掘りや、回答した内容と志望する職業との関連性を特に細かく確認し、どのように話したら相手に伝わりやすくなるかといったことや、全体的な話の一貫性が重要といったことなどをアドバイスされました。また、学生時代の経験に基づいた話を、現在の社会問題とどのように関連づければいいのかを説明されました。時事問題に関する説明もしてくださり、知識としてしっかりと吸収できました。

模擬面接で質問をする野一色教授

模擬面接終了後に、筆者が野一色教授に「まだ将来の進路がはっきりしていない学生は何を意識して過ごしたらいいのでしょうか」と質問しました。野一色教授は、「自分の経験を自分のことばで分かりやすく伝える試みが必要です。自分が学んだことや、培ったことを理解し、言語化できるように取り組むことで、それが就活の面接だけでなく自分自身への理解にもつながっていきます。」と答えられました。


受験で面接を経験したことがあったので、過去の経験と照らし合わせながら取材しました。面接で上手く回答するのは難しいと思いますが、今回取材した模擬面接では、学生がしっかりと準備していることが感じられる対応力のある回答をされていました。野一色教授のアドバイスは、基本的なことから細かいことまでカバーされていて、学生にとっては非常に有益な時間であったと思います。教授たちの熱心なサポートによって、より多くの学生が希望の職業に就くことが出来るようになってほしいです。

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