【外国語学部】2023年度外国語学部 卒業生講演会を開催しました

2024.01.16

11月22日、本学外国語学部の卒業生(3人)を招いた講演会を開催しました。

卒業生による講演会は、今年度、2回目の開催となります。
外国語学部では、早期化する就職活動に備え、低年次からの進路支援を行っています。本講演会も「低年次生からのキャリア意識の醸成」を目的に、様々な業界で活躍する卒業生から「各業界・企業の仕事内容」や「学生生活の過ごし方」などについてお話しいただきました。

友次 奈実季さん(日本航空客室乗務員)

2020年3月 アジア言語学科インドネシア語専攻卒

日本航空の客室乗務員として勤務されている友次さんからは、幼い頃からの経験で異文化に興味を持ち、それがきっかけとなり客室乗務員を目指し外国語学部へ入学し、その目標に向けてどのような学生生活を過ごしたかについてお話しいただきました。

学生生活では、第一志望ではなかったインドネシア語専攻への入学となり、初めて学ぶ言語に苦労したこと、それを「他では学べない言語が学べる」と前向きにとらえ努力し、最終的には一年間の留学にも挑戦したエピソードを紹介され、「学生時代には失敗を恐れずさまざまなことに挑戦すること」の重要性についてお話しいただきました。

現在のお仕事である客室乗務員の仕事内容については、実際の1カ月の業務スケジュールを例に、1週間に添乗する便数や、それ以外のさまざまな業務についても説明され、なかなか聞くことのできない話に、学生たちは食い入るように聞き入っていました。

河原 拓未さん(電通ライブ)

2018年3月 英語学科イングリッシュ・キャリア専攻卒

広告業界の国内トップである電通グループでイベント・スペース領域を専門とする、電通ライブで勤務されている河原さんからは、ラグビーワールドカップ2019日本大会、東京2020オリンピック聖火リレーといった国際スポーツイベントや、国外に向けて日本文化を発信する事業に携わった経験をもとに、海外と繋がる仕事の大変さや、面白さをお話しいただきました。

また、就職活動の面では「なぜ外国語学部から広告業界へ就職したのか」という点で、小学生から続けてきたラグビーがきっかけとなり、大学一年次にはラグビーワールドカップに携わる仕事がしたいと考えたこと、そして企業研究のために実際に働く人に話を聞くなど、自ら積極的に行動した経験をお話しいただきました。

参加した学生の中には、「海外と関わる仕事の魅力を知り、広告業界に興味が湧きました!」という声が出るほど興味をそそられるお話しでした。

岡田 悠さん(防衛省)

2019年3月 ヨーロッパ言語学科ドイツ語専攻卒

防衛省で勤務されている岡田さんからは、ご自身が防衛省を選んだきっかけとなった「安全保障論」という授業との出会いを例に、学生時代には学部の壁を越えて幅広い分野を学び、新たな知識と触れ合うことの大切さをお話しいただきました。

また、一見、外国語を使う場面がイメージしにくい公務員ですが、外国政府や企業との調整など外国語を使う機会が多いこと、特に、大臣級会議などの場においては瞬時に英語でコミュニケーションを取る必要があるなど、英語の重要性についても語られました。

国家レベルの仕事をされている先輩からの話に、学生たちは真剣な眼差しで話を聞いていました。

参加者の声

以下は、参加した学生からの声です。

  • 前々からCAに興味を持っていたから、詳しくお話を聞けて面白かったです。
  • CAのスケジュールを今まで詳しく知らなかったのでとても興味深かったです。
  • 韓国語専攻を希望していたが通らなかった時に、インドネシア語の楽しさを自分なりに見つけてポジティブに捉えるようにしていたというお話が印象に残っています。
  • オリンピックなどの国際的なイベントに関わったことのある方のお話を聞く機会は今までなかったのでとてもいい機会になりました。
  • 広報系の仕事が気になったので、世界を繋げる仕事が沢山あることを知った。
  • やりたいと思った仕事を言葉に出し行動すれば実現できることが印象に残った。
  • 学部の授業だけでなく、幅広い分野まで視野を広げることが必要だということ。
  • 防衛省は難しそうな仕事だなと思っていて、比較的あまり興味がなかった職業だったけれど、細かい内容を知れてこんな一面もあるのだと分かりました。
  • 国家レベルに関わるお仕事内容を聞けて貴重な体験になった。

最後に

今回、各分野で活躍されている先輩方からお話しいただいたことで、学生たちの就職活動に対する視野が広がり、将来を考えるきっかけとなりました。末尾とはなりますが、今回講演をご快諾してくださった卒業生の皆さまに、この場をお借りして御礼申し上げます。
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