経営学部伊吹ゼミ14期生（3年次）が着物の魅力を伝えるために、京都産業大学から京都の観光地である二年坂・高台寺へ向かう放課後着物バスツアー「帰り道　寄り道　着物みち　～いつもの帰り道を非日常に～」を実施しました。

伊吹ゼミ14期生は2023年度、老舗呉服問屋の啓明商事株式会社から「ハレの日における着物着用者増加施策の検討」という課題をいただき、課題解決のために活動してきました。

まず、着物に対するイメージ調査を行い、その結果に基づいてどうすれば着物を着てもらえるのかをゼミ生全員で話し合い、案を出し合いました。その結果、気軽に着物を着てもらえるような機会づくりを目的とする、放課後着物ツアーを実施することとなりました。実施するにあたり、課題提供先の啓明商事株式会社および着物レンタル店「和gan」、着付け教室「服部和子きもの学院」にご協力いただきました。

また、このツアー内で着物を着ることを通して、和を感じてもらうことで着物着用へのハードルが下がるのではないかと考え、その点にもこだわりました。

当日は着付け師の方を実際に大学に招いて、レクチャーをしていただきながら着物の着付けを行いました。その後、参加者はバスで京都の雰囲気を感じられる二年坂エリアに移動し、散策・食べ歩きを楽しみました。ライトアップされた高台寺も拝観し、綺麗に色づいた紅葉を楽しんでもらうことで、このツアー全体を通して和を感じていただきました。参加者からも「非日常感があり特別に思えた」や「着用したことで着物の良さを感じた」という意見が上がっており、ツアーの満足度は全体的に高い結果となりました。

今後、伊吹ゼミ14期生は、課題提供先の啓明商事株式会社への最終報告会に向けてより良い提案ができるよう活動していきます。