【経営学部】行待ゼミ生が全国学生保険学ゼミナール全国大会で研究発表をしました

2023.12.08

2023年12月2日(土)・3日(日)の2日間にわたり、福岡大学において「全国学生保険学ゼミナール」が開催され、行待 三輪ゼミの西田 理咲さん(経営・3年次)佐伯美月さん(経営・2年次)の2人が参加しました。当日は14ゼミ、実務家の方を含めて約200人の参加がありました。

12月2日(土)は、慶應義塾大学大学柳瀬ゼミナール3班の研究報告「企業のグリーンウォッシュ活動が企業価値に与える影響の実証分析」について、2人は討論者として、企業が環境保護に取り組んでいるという、見せかけの情報を提示して業績を得ることが投資家にはどう捉えられているのかについて議論に参加しました。2人とも統計を用いた実証分析の報告に取り組むことは初めてでしたが、提供されたスライドを読み込み、報告の貢献や変数が提起する意味などを限られた時間の中で理解し、討論に臨んだことは大きな経験となりました。

12月3日(日)には、「エネルギー問題とバイオマス発電」の研究テーマで発表を行いました。近年再生型エネルギーの1つとして環境保護の観点から木材ペレットや生活ゴミなどを原料としたバイオマス発電が行われていること、他の再生エネルギーと比べ地域活性化の観点などから注目されているものの、原料となる木質ペレットや施設建設にかかるコストが高いことや理解が進んでいないことにより普及が進まない等の問題点を提示しました。さらに、コストの割高さなどがネックになっているという現状に対して、放置森林の木材を再利用することにより、コスト削減と地域活性化の両方のメリットを享受できるのではないかという一試案を提示しました。その後、発表に対して、討論者である慶應義塾大学柳瀬ゼミナールの学生の皆さんをはじめ、他大学の学生や保険実務者の皆さんから、厳しくも暖かいコメントや示唆を頂くことができました。

今回は、残念ながら優秀賞を逃しましたが、他大学の学生と交流し、またフロアの皆様からも保険実務の最新状況や各研究報告からさまざまな視点を学ぶことが出来ました。今後は、当日での議論やコメントを踏まえ発表内容を論文にまとめ、RIS論集への掲載を目指します。

研究報告を行う2人(左から西田さん、佐伯さん)
当日の報告スライド

全国学生保険学ゼミナール(Risk and Insurance Seminar, RIS)とは

全国の大学における保険・リスクマネジメント関係のゼミナールを中心に、合同で研究発表会を開催するものです。2004年度に始まり、2023年度で20年目になりました。RIS では各ゼミに所属する学生が中心となって、リスクと保険に関するさまざまなテーマについて研究するとともに、他大学や保険実務者と各種の活動を行っています。 詳しくは以下をご覧ください。

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