サラヤ株式会社取締役代島裕世氏が本学で講演されました

2017.06.13

2017年6月6日に経営学部「組織間関係論」のゲストスピーカーとして、サラヤ株式会社 取締役 コミュニケーション本部 本部長の代島裕世氏が、ボルネオとアフリカのウガンダで行っている本業を通じてのCSR活動について講演しました。「京都産業大学はむすびわざを大切にしていると聞きました。今日は皆さんをボルネオとアフリカに繋ぐ役割を果たしたい」という代島氏の言葉をスタートに、2004年にテレビ番組「素敵な宇宙船地球号」に更家悠介社長が出演したことを契機に、原材料調達におけるCSRに関心をもち、ボルネオにおけるアブラヤシのプランテーションの開発と生物多様性保全の両立のための活動を進めている現状をわかりやすく解説してくれました。さらにウガンダでの100万人の手洗いプロジェクトの取り組みやソーシャルビジネスとしての側面についてもデータをもとに詳しく説明してくれました。特にアルコール消毒剤の使用率と乳幼児の死亡率が反比例していることを示すデータは、サラヤの活動が大きな成果を生み出していることを示したものであり、多くの受講生が興味を抱いている様子でした。「ソーシャルビジネスであっても黒字でないと成功とはいえない」「組織同士が協力して新しいことをすることが世界を救うことにつながるのではないか」「知らないうちに使ったり食べたりしているパーム油がどこで生産され、その過程で何が起こっているかを知ることができて良かった」など、多くの受講生にとって新しい発見がある講義でした。受講生には会社案内の他、RSPO認証を受けたヤシノミ洗剤や、ハッピーエレファント洗たくパウダーなどがプレゼントされました。

写真:代島裕世氏
写真:授業風景
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