教員紹介塩谷 芳也

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塩谷 芳也SHIOTANI YOSHIYA

現代社会学部 現代社会学科 准教授

学位
博士(文学)(東北大学)
専門分野
社会階層論、計量社会学

研究テーマ

格差と不平等の問題について、学歴や職業、雇用形態に着目しながら研究しています。格差が生じるメカニズムの1つとして、労働市場における選抜がありますが、近年の技術変化・社会変化に伴って、求められる能力が変化しつつあると言われています。21世紀社会では、どのような能力が求められるのか。それらの能力の高低によってどのような格差が生じるのか。新たな能力観に基づいた格差生成メカニズムに関心があります。

今年度の担当科目

量的調査法、社会調査実習、人間社会学、社会階層論、入門演習、プロジェクト演習

プロフィール

1982年(昭和57年)京都市生まれ。高校生のときは物理が好きだったので、学部生時代は材料力学や流体力学、プログラミングといったエンジニアリングの基礎を勉強しました。しかし、自分の真の興味関心は人間や社会にあると気付いたため、大学を中退して文転し、3年次編入して社会学を専攻しました。
物理が好きだったのは、物理学の「対象」である自然やその応用としてのエンジニアリングに興味があったからというよりも、『モデルで考える』という物理学の「方法」が好きだったからだ、と後から気がついたのです。
そこで、大学院では、『モデルで考える』という方法を活用して人間社会を研究する東北大学大学院文学研究科の行動科学研究室に入りました。数理モデルやコンピュータシミュレーションといった方法論に親しみつつ、現在の専門である社会階層論(格差と不平等の社会学)や合理的選択理論、社会調査データの統計分析に依拠する計量社会学について学びました。
博士号を取得したあとは、日本学術振興会の特別研究員(PD)として研究を続け、計量社会学を深めると共に、社会学の隣接分野である心理学を学びました。
その後、母校の東北大学に特任助教として赴任し、知の創出センターという部局でプログラムコーディネータという仕事をしました。国際シンポジウムや研究セミナーの企画・運営を通して、国内外の研究者のネットワーキングを促進し、東北大学の研究力を強化するという業務でした。
2017年4月から京都産業大学に所属しています。

学生へのメッセージ

より良く生きようとして、一生懸命、もがいている人を応援したい。そう思ってこの仕事に就きました。少しくらいなら人に迷惑をかけてもかまわないので、自分が良いと思ったことはどんどん試してください。笑われたり、怒られたりするかもしれませんが、気にする必要はありません。あなたを笑っている人たちよりも、笑われているあなたのほうがずっと魅力的です。挑戦すると成長します。失敗は勉強のチャンスです。試行錯誤を繰り返しながら、自分をブラッシュアップしていきましょう。相談したいことがあったら、いつでもメールしてください。私があなたをサポートします。

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