猪倉 里穂(いくら りほ)さん

略歴

1993年 北海道生まれ
2012年 大阪府立金岡高等学校卒業
2016年 京都産業大学外国語学部国際関係学科卒業
2016年 ヤマトロジスティクス株式会社入社、大阪海外生活支援支店配属
2018年 ヤマトグローバルロジスティクスジャパン株式会社と社名変更
入社以来、船便発送手配や営業補佐として勤務後、
2019年3月より海外研修生として研修中
(2019年3月現在)

弊社は宅急便で知られるヤマト運輸のグループ会社です。グループ会社各社の中でも特にグローバル事業に特化し、その中で私は入社以来海外生活支援事業に所属しておりました。事業内容としては、日本から海外に、または海外から日本にお引越されるお客様のサポートが主な仕事です。海外引越の手配や作業、国ごとに異なる規制品・必要書類のご案内、ビザや飛行機チケットの手配等を行っている事業部になります。

入社1年目は海外引越お荷物の船便発送手配、2年目は船便手配に加え個人のお客様対応や支店内情報セキュリティの担当、3年目は法人顧客の営業補佐として勤務して参りました。どの仕事もそれぞれ違った苦労とやりがいがあり、また国ごとによって大きく内容が変わる仕事でもありますので、日々勉強の毎日です。

現在は立候補制の海外研修生に合格し、2019年3月より国内で準備研修を受けております。6月からタイへ赴任予定でして、大学在学中に国際関係学科と学んだこと、入社後に海外生活支援事業で学んだことを活かし、お客様のお役に立ちたいと考えております。

大学在学中は楽しいことの連続でした。学生時代で一番楽しかったと思います。もともと世界史が好きで、その世界史が現在に及ぼす影響や繋がりを考えながら学ぶ国際関係学は、どの授業もとても興味深いものでした。しかし、英語教育にも力をいれている学科でしたので、英語が苦手な私はその部分でとても苦労しました。結果として英語力が上がり今の仕事にも繋がっていますので、良い経験です。

全員必修の海外フィールドリサーチに参加できた事も、自身の中で大きかったと考えます。
異文化で生きる人々との交流で、考え方の多様性を実感しましたし、海外で生活することへのハードルも下がりました。「何事も経験」と言いますが、本当にそうだと思います。実際にやらないとわからないと実感しました。

大学での学びは、現在の仕事にも繋がっています。海外引越の仕事は、先ほども触れたように各国毎の必要書類や規制品が異なります。規制される理由は、各国の歴史や産業・経済に基づいた理由であり、そうした点から国際関係学科で学んだ事が活かされていると感じます。例えばですが、現在タイでは引越荷物としてマッサージチェアの通関ができず、これはタイの主要産業にマッサージがあることが由来します。背景が分かれば、お客様にも説明がしやすく、このような際に国際関係学科でよかったと思います。

在学生の皆さんにお伝えしたいことは、よく言われることかもしれませんが、ぜひ様々なことを経験してください、ということです。ちょっとでも興味があればとりあえずやってみるのも良いと思います。(もちろん法令順守でお願いします!笑)3日坊主だとしても、ちょっとだけでもやっていれば自分の経験のストックが増えます。話のネタにもなりますし、それがきっかけで新しい友人ができることもあります。失敗しらしたで「こうしたら失敗する」という知識を獲得できます。それは必ず自分の為になります。

他学科の授業を受けてみるのも、社会に出た際に意外なところで役に立ったりします。総合大学の強みをぜひ活用してください。

私もまだまだ経験不足を実感しておりますので、皆さんに負けないようにいろいろ経験していきたいと思います。皆さんの今後のご活躍を陰ながら応援しております。

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