令和5年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた「中間報告書」
「学習成果実感調査」についての分析結果
経営学部では、学習成果実感調査の分析を、学部全体レベル、科目区分(導入、導入以外、演習)レベルで行っている。すべての調査に共通している4つの調査項目を中心にみると、経営学部は「1回の授業あたりの準備学習等(事前・事後学習)にかけた時間」が全学平均より6分短い1.9時間であったものの、その他の3項目(「教員から伝えられた「授業の到達目標」にどの程度到達できたと思うか?」「科目の学習を通じて、大学で学ぶ意欲が高まったか。」「総合的にみてこの科目に満足しているか。」)については、全学平均と同等の結果(それぞれ5点満点で3.6、3.9、4)であった。
科目の性質ごとの集計結果からは、4つの調査項目について、総じて導入、導入以外、演習の順に良好なものとなっていた。この3区分の順はおおよそ年次進行と重なることから、学生は年次が進むにつれて、より事前事後学習の重要性を認識し、到達目標に達することができるようになっており、しっかりと学修を進めることができるようになっていると考えられる。これが学ぶ意欲、履修満足度の向上につながっており、学修の好循環を作り出していると推察される。とくに演習については、すべての調査項目について、他の科目(導入、導入以外)よりも顕著に高い水準にあり、演習の教育効果が非常に大きいことが窺われる。
卒業時の学びのレベルをより高いものにするためには、各科目の内容のさらなる充実が必須であるが、初年次配当である導入科目をベースにその後の学習が積み上げられていくことを考えると、引き続き導入科目の充実に注力していくことが重要となる。
科目の性質ごとの集計結果からは、4つの調査項目について、総じて導入、導入以外、演習の順に良好なものとなっていた。この3区分の順はおおよそ年次進行と重なることから、学生は年次が進むにつれて、より事前事後学習の重要性を認識し、到達目標に達することができるようになっており、しっかりと学修を進めることができるようになっていると考えられる。これが学ぶ意欲、履修満足度の向上につながっており、学修の好循環を作り出していると推察される。とくに演習については、すべての調査項目について、他の科目(導入、導入以外)よりも顕著に高い水準にあり、演習の教育効果が非常に大きいことが窺われる。
卒業時の学びのレベルをより高いものにするためには、各科目の内容のさらなる充実が必須であるが、初年次配当である導入科目をベースにその後の学習が積み上げられていくことを考えると、引き続き導入科目の充実に注力していくことが重要となる。
「学部独自のFD活動」についての成果報告
公開授業とワークショップ
①公開授業:
②ワークショップ:
③その他の研修会等
- 科目:マーケティング入門
- 担当教員:上元 亘
- 実施日時/場所:5月29日(月)13:15-14:45 6301教室
- 参加人数:6名(うち職員1名)
②ワークショップ:
- 実施日時/場所:5月29日(月)14:55-15:20 5号館2階ミーティングルーム2
- 参加人数:5名
- 1回生向けの入門科目ということで、ゆっくり丁寧に話をされているのが印象的であった。
- レジュメの穴埋めや動画視聴に加え、ムードルを使ったリアルタイムコメントシステムも導入するなど、履修者を飽きさせない工夫が随所に見られた。加えて、場合によってはグーグルのFormsを活用することもあるとのことだった。
- コロナ禍後の対面形式大規模講義の復活にともない、大教室での私語対策が再び必要になっている。履修者が多数にわたる大教室講義については、遠隔方式でもいいのではないかと感じる。
- 講義内で紹介する具体的な事例の選択について、参加者全員が興味を持つような事例を選ぶのは難しい。講義を機にいろんな事例を知って勉強してほしい、というスタンスを取るしかない。
- リアルタイムコメント機能でコメントを出した学生に加点するといった措置も考えられるが、「作業に手間がかかる」「とりあえずコメントだけを出すような行為を防げない」といった壁があり難しい。
③その他の研修会等
- 教育の質の保証についての理解促進
内容:公益社団法人私立大学情報教育協会では、教育方法、教材開発、大学改革の戦略、教育支援などについてのコンテンツをオンデマンド配信している。多種多様なコンテンツが用意されているが、教員によって直面する問題は異なるため、各自の目的にあった講義を視聴し意見交換を行う。
実施期間:5月から7月で視聴し、コメントを提出し共有
参加人数:24名
- パワーランチ
・第43回 パワーランチ
講 師: 近藤隆史
テーマ: ケースライティング、シミュレーション、ディープラーニング
実施日: 4月19日(水) 12:00 〜 13:00 Zoom meeting
参加者: 24名
・第44回 パワーランチ
講 師: 岡部曜子
テーマ: 経営と言語コスト
実施日: 5月17日(水) 12:00 〜 13:00 Zoom meeting
参加者: 20名
・第45回 パワーランチ
講 師: 上元亘 先生
テーマ: サービス消費におけるカスタマー・トランスフォーメーション研究に関する展望と課題
実施日: 6月21日(水) 12:00 〜 13:00 Zoom meeting
参加者: 22名
・第46回 パワーランチ(2023年7月19日)
下記の経営学部教育FDを行った。
- テーマ: 就活の早期化とゼミ運営の両立について
- 概要:進路・就職支援センターの豊田氏から以下の事項について説明があった。
- 就活のスケジュール(選考の早期化が進んでいる)
- 就活の開始時期と内定数などの関係(就活開始時期が早いほど内定者数が多い、など)
- インターンシップの定義や内容(インターン情報が採用に活用されることで、その重要性が高まっている)
- インターンシップ参加までの流れ(夏のインターンに参加する場合、春から準備が必要)
- スライド資料の内定率について、学外企業と学内の間でなぜデータに差があるのか。
- 就職エージェントの内容(実情)について学生に伝えてほしい。
- インターンと授業についての関係について、学生にどのように伝えているのか。
- 実施日: 7月19日(水)12:20-13:00
- 参加人数: 26名