【国際関係学部】井口ゼミ4年次生が京都女子大学・諏訪亜紀ゼミと合同卒業論文発表会で研究発表を行いました!

2024.01.25

1月22日(月)、国際関係学部・井口 正彦ゼミが、京都女子大学現代社会学部・諏訪 亜紀ゼミと合同卒業論文発表会を開催しました。

井口ゼミでは「持続可能性をめぐるグローバル・ガバナンス」をテーマに研究調査を行っています。その成果発表の場として、環境政策を専門に研究されている諏訪ゼミとの合同研究発表会を京都女子大学東山キャンパスで実施しました。

両ゼミ合わせて22人が4年間の集大成としての研究成果報告を行い、6時間があっという間に過ぎるような知的刺激に満ち溢れた時間となりました。また、来年度の合同ゼミを心待ちにする井口ゼミ3年次生6人もオブザーバーとして参加し、積極的に質問をする姿が印象的でした。

井口ゼミと諏訪ゼミは互いに「環境問題の解決を目指す」という点で共通していますが、研究アプローチは大きく異なります。井口ゼミは国際関係学の観点から、グローバルイシューとしての気候変動問題や生物多様性問題、海洋プラスチック問題をめぐる国際レジームの効果性や各国の政策に着目します。それに対して諏訪ゼミはよりローカルな視点から、再生可能エネルギーを取り巻く合意形成や社会受容性に関する研究、新電力がもたらす経済的な地域貢献などを研究されています。目指している事は一緒だけれども、研究手法やアプローチが異なる2つのゼミが互いに学び合うことで、これまでモヤモヤしていた部分がクリアになったり、時には新たな問題解決へのアプローチが思い浮かんだりと、実に学びの多い機会となっています。

井口ゼミ研究発表テーマ一覧

山口 和華さん
開発援助とグローバル・ガバナンス:誰のためのグローバル・ガバナンスなのか

吉野 百香さん
環境教育の可能性:ドイツ・ルトライン=ヴェストファーレン州の事例より

蔵所 紗世さん
環境教育を活かす社会経済システムとはどのようなものか:日本とスウェーデンを比較して

衣川 芽生さん
世代別のサスティナブルファッション:行動分析の観点から

池田 遼真さん
日本の再エネが抱える系統制約問題と実現可能性

山下 紗奈さん
カーボンプライシングは地球温暖化の解決に貢献できるのか

伊地知 美桜さん
循環型経済に向けたオーガニックファーミングの可能性:日本とオーストラリアの比較分析

佐藤 萌香さん
日本における処分される衣服の行方と今後の展望

畑中 梨杏さん
京都市における「持続可能な観光」:漏れバケツ理論を用いた評価

中澤 柚葉さん
持続可能な観光業の実現評価のための指標の提案

香西 聖也さん
林業と持続可能な地域活性化の実現に向けた地方自治体の役割:奈良県の事例より

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