京都産業大学大学院法学研究科 法政策学専攻 開設記念シンポジウム開催

「国際公共」のあり方を問うー助け合いと自立の精神ー

 私たちの生活は、地球規模でボーターレスでタイムラグのないものになっています。国境を越えた公共圏が形成されている現在では、一方向の援助ではなく、助け合いと自立の関係を築いていくことが必要です。またそのためには、地域に根ざしつつ、国際社会と日本との関わりを見通した上で、実践的な知識を活用できる人材を育成することが求められています。

 このシンポジウムでは、青年海外協力隊員の経験を有し、現在は環境保護の分野でソーシャルビジネスを展開されている坂本毅氏を迎えての基調講演、そして、日本地雷処理を支援する会、関西NGO協議会からゲストパネリストを迎えてのパネルディスカッションを通じて、これからの時代の「国際公共」を担う人材像について考えます。

日時 2012年12月8日(土)14:00〜17:30(開場13:30)
会場 京都産業大学 むすびわざ館2階ホール
〒600-8533 京都市下京区中堂寺命婦町1-10
申込方法 聴講無料 定員400名[事前申込み不要]

プログラム

第1部

基調講演『塩を売って緑を買う男〜内モンゴル砂漠緑化事業への挑戦』

講師:坂本 毅氏(有限会社バンベン代表)

明治大学商学部卒。1991年に大学卒業後、青年海外協力隊の日本語教師として中国内モンゴル自治区オルドス地方で3年間過ごす。過放牧や過開墾などが原因で深刻な砂漠化にさらされているこの地域のために、2004年に(有)バンベンを立ち上げ、内モンゴルの塩を販売し、売上の10%をオルドス地域の砂漠緑化活動に貢献する活動を続けている。

第2部

パネルディスカッション『持続可能な国際協力をめざして』

坂本毅氏
奥谷 充代氏(特定非営利活動法人関西NGO協議会理事・事務局長)
渡邉 榮樹氏(認定特定非営利活動法人日本地雷処理を支援する会顧問(前カンボジア現地統括代表))
岩本 誠吾(京都産業大学 法学部教授 専門は国際法)

コーディネーター

焦 従勉(京都産業大学 法学部准教授 専門は政治学、政策学)

お問い合わせ
京都産業大学 大学院法学研究科
〒603-8555 京都市北区上賀茂本山
Tel.075-705-1458
E-mail:hougaku-jim@star.kyoto-su.ac.jp

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