教員紹介福井 唯嗣
研究テーマ
『これから生まれ来る世代にも配慮した社会保障制度の模索』
わが国の社会保障財政は賦課方式を基本としており、高齢世代への給付を現役世代の負担で賄っています。そのため、少子高齢化が進むわが国では、制度の支え手である現役世代が少なくなる中、増え続ける給付の財源をどこに求めるかという問題が生じることになります。社会保障制度改革は国民一人ひとりの人生に大きく関わる課題であり、また、すべての人が納得する解を見出すのが難しく、それだけ取り組み甲斐がある研究テーマでもあります。
わが国の社会保障財政は賦課方式を基本としており、高齢世代への給付を現役世代の負担で賄っています。そのため、少子高齢化が進むわが国では、制度の支え手である現役世代が少なくなる中、増え続ける給付の財源をどこに求めるかという問題が生じることになります。社会保障制度改革は国民一人ひとりの人生に大きく関わる課題であり、また、すべての人が納得する解を見出すのが難しく、それだけ取り組み甲斐がある研究テーマでもあります。
担当科目
財政学A、社会保障論、ライフデザイン特別講義、演習など
ゼミテーマ
『超高齢社会の社会保障』
プロフィール
広島の山奥で自然に囲まれて育ち、大学時代から京都に移り住んだのはずいぶん前。既にこちらでの人生の方が長いです。長女がようやく独り立ちしましたが、10歳離れて生まれた長男はまだまだ成長段階。男の子だからなのか、それとも誰かに似たのか、おっちょこちょいでお調子者なので、ヒヤヒヤ、ハラハラの連続です。自力で生き抜く力がつくことを願いつつ、なるべく一緒の時間を過ごして見守っています。
学生へのメッセージ
経済学は社会全体の幸福を目指す学問分野です。世の中で起きることは、立場により異なる影響を与えます。例えば、物価上昇は消費者にとっては困ったことですが、企業やそこで働く労働者にとっては好ましいことです。統計データや数式を使うことにハードルを感じるかもしれませんが、経済学を学ぶことで、自分の利益を求めるだけでなく、社会全体の利益を考える幅広い視野を持ち、かつ数字に裏打ちされた客観的思考を身につけることができます。