令和5年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた「中間報告書」

「学習成果実感調査」についての分析結果

令和5年度春学期は前年度に引き続き、経済学部の授業に関して以下の5つの側面から分析を行った。

  1. 全学との比較
  2. 学部内の状況
  3. 令和2年度より導入した新4コースの選択必修科目と共通科目
  4. 初年次教育専門科目(経済学入門Ⅰ(必修科目))
  5. 初年次教育導入科目(入門セミナー)
全科目対象化・設問絞り込みの初回となった今年度春学期の回答率は、所属教員の協力の結果、36.0%と前年度より10.5%ポイント上昇した。ただし、依然として全学平均は下回っている。
  1. 全学と比較してやや低い評価となった。
  2. 50%がシラバス記載の到達目標の80%以上到達できた、95%がシラバス記載の到達目標の60%以上到達できたと回答しており、学生、教員ともにオンライン授業に慣れ、円滑に講義を進めることができたと評価される。
  3. 学生からみたコース間の主観的評価を比較したところ、コース間に大きな差異は確認されず、バランスの取れたコース設定ができていることが確認された。
  4. 経済学部全科目に比して、到達目標達成度は低かったが、事前・事後学習、学ぶ意欲、満足度はやや高くなった。自動登録の必修科目という点を考慮すれば一定の成果は挙げられている。経済の基礎知識を習得できた、計算に少し自信がついたなどの意見が多かった。
  5. 経済学部全科目に比して到達目標達成度、学ぶ意欲、満足度は高かった。大人数講義の多い経済学部において、25人前後の小クラスで実施しているため、プレゼン力やコミュニケーション力がついたこと、友人ができて不安が減ったことなどを評価する学生が多かった。

来年度以降も引き続き上記の側面を重視した分析を行う予定である。

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