結果分析・授業計画/改善に向けての取り組み(平成25年度 秋学期)

1.結果の総評

 2012年度の春・秋、2013年度の春・秋、過去2年間の学習成果実感調査(アンケートの電子的な生データ)を処理して、授業科目の偏差値(学生による授業アセスメント指標)を算出した。別紙として添付する。異なる期のデータを比較対象とするため、標準偏差が「10」になるように、平均が「50」になるようにデータを正規化(規格化)して結果分析を行った。そこから、通時的なこと、年次的なこと、等々が判明したので、次項の調査結果にみられる本学部の課題として報告し、次々項の改善計画に記述する。

2.調査結果にみられる本学部授業の課題

 授業アンケートを提出した学生たちの授業への出席割合は、とても良好である。その学生たちから見えてくることを箇条書きにて記す。

  1. 学年が上がるにしたがって、学習の成果の実感の度合が向上している。
  2. 数学系の授業科目が学習成果の実感が薄い。(物理系やハードウェア系にも散見される。)
  3. 全科目を総じて観ると、やはり自宅学習が少ない傾向は否めない。
  4. TAおよび補助員の貢献が大きい結果となっている。
  5. 2013年度に改善改革を施した基礎セミナーA・Bにおいて、昨年度と今年度を比較すると、学習成果の実感が明らかに向上している。

3.2の各項目についての改善計画

 前項1)は、低学年の開講科目が数学系やプログラミング演習を中心とした基礎的なものであることに由来する。学習している内容が高学年の授業にどのようにつながっているのか、それを把握できず、上回生になるしたがって次第に把握できていることをうかがわせる。特に数学がコンピュータ理工学の専門に確実につながることを教示できる内容への改善が必要である。

 前項2)は、その原因が前項1)と関連している。プログラミング演習が高偏差値であり、数学が低偏差値なのは、数学に比べてプログラミングがより専門につながりやすいためであろう。

 前項3)は、自宅学習を問うているので、本学部が独自に行っている寺子屋での活動などが入っていない。次回の学習成果実感調査から、寺子屋の質問項目を加えなければならない。

 前項4)に関しては、実験・実習においてTA・補助員が不可欠であることを示している。

 前項5)、今年度、本学部の全教員がリレー形式で行う基礎セミナーA・Bの大きな改善改革を行った。その結果が如実に学習成果実感調査に現れている。今後も他の科目に改善改革を施しながら、学習成果実感調査を注意深く見守ってゆく。

4.備考

 TA・補助員の活用が成果をおさめている。たとえ講義形式の授業であってもプログラミングなどの実習を含む授業に対して今年度は補助員の活用を行った。アンケート結果は大変に良好である。今まで以上に活用を積極的に行ってゆきたい。予算面での配慮(補助)を望む。

改善に向けての取組(平成25年度 秋学期 プログラミングの基礎教育に関する検討および改善)

改善に向けての取組(平成26年度 秋学期 コンピュータ理工学部の数学教育について再考する)