法学部 「公法特殊講義(テロ対策と法)」で、ゲスト講師によるリレー講義がスタート」

2009.10.03

 10月3日(土)2時限、本学法学部の公法特殊講義(テロ対策と法)において、静岡大学 小谷順子 人文学部 准教授が「アメリカ合衆国のテロ対策の概要—歴史と現状—」と題し講演を行った。

 この講演では、アメリカ合衆国のテロ対策の歴史をさかのぼり、オクラホマ・シティ連邦政府ビル爆破テロ事件(1995年)や9.11同時多発テロ事件(2001年)の衝撃を説明した後、現在のテロ対策立法がかかえる諸問題を概観した。そのなかでも特に、外国テロ組織指定制度を取り上げ、この制度が国際的な人道支援活動の足かせになっていると説明があった。

 公法特殊講義(テロ対策と法)は、本年4月の法政策学科開設にあわせ、安全・安心な社会を実現する上で重要な課題となっているテロ対策を、法との関係について考えようと企画したリレー講義である。秋学期の授業の中で、アメリカのテロ対策を中心に、ドイツ・フランスなどの現状と、日本の、特に警察における取組みを学ぶことになっている。講師には、テロ対策について研究している憲法研究者・国際法研究者のほか、警察大学校の実務家も含まれる。また、毎週の講義のほかに、12月5日(土)午後に公開シンポジウムを予定している。

詳しくは、こちらの記事を参照。
9.11テロ事件の説明
授業風景
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