京都産業大学文系3年次生2月のリアル(前編)シューカツで感じたこと

3年次の村地 美涼さん(左)、千石 里絵さん(右)。就職活動を着実に進めている。

勉強に遊びにバイトにゼミに忙しい、私たち学生。3年次になると、また新たなイベント「就職活動」が増える。とはいえ「先輩たちは、シューカツが大変っていうけど、なにがそんなに大変なのかわからないよ」そんな1・2年次生も多いでしょう。

そこでこの前編では、私たち文系3年次生がシューカツとの向き合い方や進路・就職支援センターの利用について感じたことを紹介します。そして後編では「シューカツに役立つ」大学のカリキュラムと授業について話し合いました。文系3年次生、学生広報スタッフの村地・千石がレポートします。(担当:学生広報スタッフ 村地 美涼・千石 里絵)
※この記事は2月中旬に取材したものです

就職活動の全体のスケジュールについて、2020年4月の時点では、就職活動の説明会が解禁になるのは3年次の3月、選考が解禁になるのが4年次の6月とされています(経団連所属の企業が中心)。京都産業大学の進路・就職支援センターは「就職支援に関するガイダンス」をはじめ、さまざまな進路・就職に関する支援を行なっています。詳細は 進路・就職支援プログラム を見てください。

学生時代と感覚が変わる。社会人への第一歩がシューカツ!

千石

シューカツを始めて私がびっくりしたのが、スケジュール調整の大変さ。今までは授業の時間をベースに、その時間割のなかで動いていました。けれど当然ながら就職活動の相手は、そういった時間割とはまったく関係のない一般企業。「では今度の火曜日の13時に大阪の堂島駅近くの本社で」というようにアポイントが決まります

村地

そうそう!決まった時間に始まる授業を受けるのとは、感覚が全然違うんですよね。初めて降りる駅の、行ったこともない場所をグーグルマップで調べて、移動時間を計算して、リクルートスーツを着て移動する。交通費も準備しないといけません。
そういった、シューカツにまつわることすべてが大人への第一歩のような気がします

千石

就職活動には、就活ナビサイトの利用は欠かせません。特に私は「マイナビ」や「リクナビ」のようなエントリーシートを中心に選考が進みがちな大手の就活ナビサイトはあまり使わず、企業の人事の方と1対1で話せる「ウォンテッドリー」「オファーボックス」を使っています。
ただ、大手のサイトと比較すると、1対1で話せる就活ナビサイトは、エントリーシートを送って選考待ちというわけではなく、エントリーシートを送るだけでなく、さらに企業の人事の方と実際に1時間会うことになります。その企業の下調べや何を話すのか、心の準備に時間がかかります。スケジュール調整が大変です。
企業には、近ければ実際に行くときもありますし、WEB面接のときもあります。
たとえば、授業が終わってから大阪の企業に行く時間を計算したり、WEB面接が受けられる静かな場所を探したり。授業時間の合間にしているスケジュール調整に苦労しています。でも、WEB面接のときは、キャンパスから移動しなくていいから有り難いですけれど

村地

授業を受けるだけでよかった3年次の前半までの感覚とは、完全に違いますよね。どんどん自分でスケジュールを決めていかないといけない。 私の場合は、2月に入って増えてきた土日に行われる「業界説明会」を利用しています。「たくさんの企業が集まるので効率がいいかな」と。どの業界もよく見えてしまうから、自分に基準がないと悩みますね

進路・就職支援センターは活用したほうがいい

千石

1年次に進路・就職支援センターのガイダンスで「SPI試験」について、説明がありました。「3年次生の夏にSPIの問題集を買って、11月までにやっておくといいよ」と。振り返ると、「夏のうちから取り組んでおいたほうがいい」という、あの進路・就職支援センターの教えは正しかった!さっき話したように就職活動をいよいよ始めるとなると、業界研究をはじめ、やるべきことが多くて時間がなくなってしまいます。 SPIについては、今2月だけど、ようやく1回目を通して練習できただけ。SPIは練習すれば自信をもって取り組めて、点数も上がるように感じます。もっと早くからやっておけばよかった

千石が使っているSPI問題集。他にもいろいろ資料を購入した。

村地

いやいや、私なんかまだSPIの問題集、一冊全部解き終わってないです

千石

文系の私にとっては、数学関連の問題が厳しいんです

村地

SPIのジャンルでいう「非言語能力」ですね。私も、高校で数学を真面目にやってなかったからきつい。早くからSPIに取り組んでおけばよかった。進路・就職支援センターの人が1年次生のときにせっかく教えてくれていたのに、3年次に入っても夏の時点で必要性がわかってなかったから、できなかった。もしこの記事を1、2年次生が見ているなら、「余裕があるうちに、SPIの問題集はぜひやっておいたほうがいいよ!」と伝えたい

千石

進路・就職支援センターは相談するといろいろ教えてくれるから、もっと活用したほうがいいんじゃないかなと思いました

村地

私、採用試験で「東京オリンピックの次の夏季オリンピックの開催地はどこか?」という問題が出て、こんな問題が出るの!?と驚きました

千石

そんな問題が!

村地

私もその時わからなかったけど、あとで調べたら答えはパリでした

千石

そういう出題傾向などに関する情報も進路・就職支援センターは詳しいから、まずは気軽に行ってみてもいいんじゃないかなと思います

「何をして生きていきたいのか?」を主軸に会社を見ていく

千石

3年次の夏頃から「私は何をして生きていきたいんだろう?」と悩み始めましたね

村地

わかります。1、2年次生の時にいろいろ好奇心の赴くままにやりたいことをやっておくのは大事ですよね。私は、京都産業大学の広報誌サギタリウスをつくる学生広報スタッフの活動が中心だけど、千石さんは学生広報スタッフ以外にもいろいろ挑戦していましたよね

サギタリウスを制作する学生広報スタッフの活動は、2人にとって「学生の時にがんばったこと」。面接の定番質問だ

千石

はい。サギタリウスの制作以外には、障がい者の支援のボランティアをしました。そういう、したいことをしておくのは、「何をして生きていきたいか」にたどりつくためのヒントになります

村地

うんうん。自己分析って、「何がしたいか」って大事。もちろん休日も給与も大事。でも、もし自分がやりたくない仕事なのだとしたら、仕事が楽しくないと感じてしまうだろうけれど、やりたい仕事なら残業だってがんばれると思う。だから、自分から「やりたい!」と思える仕事がいいなって思っています

千石

私も村地さんに共感します。今は、WEB系、人材系、マーケティング系。そのあたりのジャンルのなかからミッションやビジョンに共感できる企業を探している最中です。いろいろ興味をもって企業研究を進めています

村地

私は「頑張っている人を応援する仕事につきたい」がテーマです。今見ているのは人材派遣業や塾とかの教育方面です

後編では就職活動が始まって自分の価値観を定めるにあたり、影響を受けた京都産業大学の講義と先生について、2人の私見を紹介します!
後編⇒京都産業大学文系3年次生2月のリアル(後編)就活に役立ったあのゼミ、あの授業。

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