2024.07.01

特集

【前編】いよいよ2025年に迫る大阪・関西万博!学生も参加できるフォーラムって?

2023年、大阪でのEXPOフォーラムの様子

来たる2025年、日本では20年ぶりの開催となる万博が大阪で開かれます。万博は、世界中の人々や最先端技術、芸術、文化が一挙に集まる一大イベントです。そこで今回は、日本経済新聞社 大阪本社で大阪・関西万博室の室長を務められている本学卒業生の楢崎 健次郎(ならさき・けんじろう)さん(1989年法学部卒)に、大阪・関西万博の詳細や楽しみ方についてお話を伺いました。

「大阪・関西万博」はどのようなイベントなのか教えてください!

「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、2025年4月13日~10月13日の184日間、大阪の夢洲(ゆめしま)で開催されます。約160の国、地域、国際機関、そして企業が集まり、最新の技術や芸術、文化が披露される他、地球的課題解決に向けた対話や交流も展開されます。⼤阪・関西万博とありますが正式には日本国際博覧会が正式な名称で、その名の通り国家事業です。また多くの企業が参加するというのも特徴です。社会課題解決に向けた企業の取り組みが会場内で展開される点においては、サステナブルな社会を目指す経済活動とも言えます。

見どころはどこですか。

半年間にわたって世界中から多くの人々が集う。そんな機会を生かした「テーマウィーク」というプログラムがあり、日本経済新聞社も協賛者として取り組んでいる事業です。「未来への文化共創(多様な文化が共鳴し、未来への文化が共創されるために、私たちは何をすべきか?)」「健康とウェルビーイング(一人一人のウェルビーイングが共鳴する社会をどう実現するか?)」など、万博開催期間中に約一週間単位で異なる地球的課題をテーマに設定し、会場のさまざまな場所でディスカッションが行われます。さまざまな国や国際機関、企業や団体、一般の方が社会課題の解決に向けた対話や交流に参加できる万博ならではのイベントです。万博会場内外で展開される予定ですので、皆さんのような若い世代の方にこそ参加してほしいと思っています。

若い世代の方にこそ参加してほしい、というのはなぜですか?

今回の万博のテーマでもある、”未来社会“をつくっていくのは皆さんだからです。特に最近はSDGsに関心が高く、積極的に活動されている若い人たちが増えています。例えばイベントで学生がSDGsについての意見を発信すると、企業の人たちはその新鮮な意見や活動を知ることができます。私が学生の頃は、社会課題解決に関して学生や若い人が参加できるような機会はありませんでした。SNSなどもあり積極的な情報発信ができる時代でもあり、万博という機会がある今だからこそ、多くの若い人たちに万博に関わってほしいです。
日本経済新聞社大阪本社で取材しました。
大阪・関西万博は、大阪という開催地域だけでなく日本全体を巻き込んだ一生に一度あるかないかのイベントです。大阪の夢洲会場以外でも関西文化学術研究都市(以下、けいはんな)で「けいはんな万博」が開催(予定)されるなど各自治体などでも万博に係るイベントが企画されています。夢洲会場だけでなく身近にある万博もぜひキャッチアップしてほしいと思います。

現在日本経済新聞社が主催している「日経EXPOエキスポフォーラム」とはどのようなイベントですか?

日経EXPOエキスポフォーラムは、若者世代を主役に万博のエッセンスを表現したイベントです。これまで、2023年9月15日に大阪で、2024年3月9日に福岡で開催しました。万博に参加されるさまざまな企業や団体の方に登壇いただき、セッションなどを通じて学生皆さんと社会課題解決や、万博についての議論や対話をしていただいています。全プログラム終了後には全ての参加者で交流会を行いより身近な対話の機会をつくっています。

このイベントでは、司会やセッションのパネリストとして舞台に立っていただいたり、学生ブースを設けたり、学生が社会に向けて情報を発信する機会を多く設けています。EXPOフォーラムでは、学生と企業の交流から実際に民間パビリオンでの共創が始まった例もあるんですよ。
2023年、大阪のEXPOフォーラムの様子

とても面白そうなイベントです。今後も開催の予定はありますか?

2024年9月にも大阪で開催する予定です。ぜひ京都産業大学の皆さんも参加して、さまざまな出会いや活動を発信する場として活用していただけることを期待しています。 また、私たちが制作・運営している「NIKKEI未来社会×共創ENGINE」では、万博や社会課題解決に向けたZ世代の方々の活動を発信しています。こちらもぜひチェックしてみてください。

NIKKEI未来社会×共創ENGINE ~大阪・関西万博アジェンダ2025に向けて~
後編では本学卒業生・日本経済新聞社で活躍されている楢崎さんについてご紹介します!  
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万博といえば、太陽の塔などこれまでになかった新しいものを発表する場だと思っていました。取材を通して、私たちがよりよい社会を作るための考える場でもあるということが分かりました。学生や企業はもちろん、社会人の方や小さな子ども、年配の方にも、万博を通して社会問題について知ってほしいと思いました。

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