2021年プロ野球ドラフト会議で北海道日本ハムファイターズから8巡目で指名を受け、ルーキーながら開幕投手、チーム最多登板とプロの世界で活躍されている北山亘基さん(2022年経済学部卒業)が来校されました。プロ1年目のシーズンの振り返りや今後の目標、最後に在学生の皆さんへのエールもいただきました。
プロフィール
きたやま・こうき 1999年4月10日生
京都成章高等学校-京都産業大学-北海道日本ハムファイターズ
京都産業大学在籍時には、2021年関西六大学野球春季リーグ戦で最優秀投手賞を受賞。
2021年ドラフト8位で北海道日本ハムファイターズへ入団し、2022年シーズンの開幕投手を務めた。背番号は「57」
Q.開幕投手・中継ぎ・抑えを務め、チーム最多登板等、さまざまな経験をされましたが、どういったシーズンでしたか。
感謝のシーズンだったなと思います。BIGBOSSをはじめ球団スタッフ、コーチ、チームメイト、ファンの方もそうですし、いろいろな人のおかげで無事に過ごすことができました。自分だけの力では本当にあり得ない1年間でしたが、高校3年間や大学4年間で今まで積み上げてきた土台や軸というものがあったからこそ、プロ野球選手1年目で怪我をせずにやり抜けたと思っています。今までお世話になった方にも感謝していますし、今年プロに入ってからお世話になった方にもとても感謝のシーズンだったなと思います。
Q.ドラフト会議から1年以上が過ぎましたが、当日はどのような1日でしたか。
あの日は怒濤の日で、1日が長過ぎてあまり覚えていないのですが、(指名されて)うれしかったです。自分がプロの世界に入れたということで、たくさんの方に喜んでもらえる日になったので、私自身がうれしかったことよりも喜んでもらえたことが1番良かったと思う日でした。
Q.期待されるプレッシャーはありましたか。
いえ、プレッシャーは全くなかったです。今もないのですが、その時も過剰に期待されているとは思っていなかったので、自分の投球をするということに集中することで大丈夫でした。
Q京都産業大学での思い出や経験で役に立ったことはありますか。
全部ですね。会話の受け答えもそうですし、野球に関する知識、体力的な部分、精神的な部分もそうですし、学んだこと全部です。
Q.同じ本学OBで現オリックス・バファローズの平野佳寿選手と話す機会はありましたか。
ありました。シーズン中にお会いする機会もあったので、そこで声を掛けていただいたり、アドバイスをもらったりしたので、すごく光栄でした。
Q.北山選手にとってどんな存在ですか。
全てがお手本となる存在です。平野さんがいたからこそ京都産業大学からプロに入ることができたと思っていますし、平野さんがこのグランドからプロ野球選手として活躍できるという前例を作ってくれたからこそ、私もそれを信じて頑張れたというのがあったので、道を開いてくれた方だと思います。
Q.今後の目標を教えてください。
目標は日本を代表するピッチャーになること。そのためには「ファイターズの大黒柱」になる必要があると思っています。ざっくりとしているのですが、そこに向けての細かい目標は自分の中で秘めてやりたいと思うので、言えるのはそれぐらいですね。
Q.在学生に向けてのエールをお願いします。
私はまだ何も成し遂げていないですし、まだまだ上には上がいるので、偉そうに何かをしてほしいと言える立場でもないのですが、私自身は京都産業大学へ来て良かったと思える4年間でした。そう思えるかどうかは自分自身の取り組み方次第で、なんとでも変わると思います。今は伸び悩んでいたり、うまくいかなかったりしても、卒業までの期間で挽回するチャンスはたくさんあると思います。
京都産業大学は、さまざまな施設やたくさんの学生が集っている大学で、頼れる人がたくさんいると思います。そういった学びのきっかけもたくさんあって、そこら中に成長のきっかけが転がっていると思うので、それを信じて学生生活を過ごしてほしいと思います。