2023.01.23
特集本学卒業生!株式会社三洋商事代表取締役社長の今井一雄さん&株式会社北海道日本ハムファイターズ前代表取締役社長の竹田憲宗さんインタビュー
今年で4回目となる「卒業生顕彰式」とは?
「止まるな、走りながら考えろ」

—大学を卒業後、現在のお仕事に就かれるまでの経歴を教えてください。
1973年、法学部を卒業しました。大阪の会社に就職して間もなく、学生からお付き合いをしていた、1学年下の法学部女子学生と結婚しました。のちに京都府宮津市の実家に入りましたが、父親が別の会社の理事長となったため、27歳で平社員からいきなり社長に就任しました。自社の決算書を見たことすらなかったのですが、大学4年次生の時、経理専門学校の夜学に通った経験が大変生きました。
—本学で学ばれて、現在も役立っていることについて聞かせてください。
強い精神力を身につけることができました。七条にある京都中央市場の近くにあった酒屋さんで下宿をしていたのですが、下宿のおばさんにはかなりお世話になりました。「大学生は勉強が本分。ちゃんと学校に通いなさい」と言われ、授業がない日も朝7時30分には下宿を出ないと怒られました(笑)。
両親からも「勉強させるために通わせているのだから、アルバイトする時間が有るのなら勉強をすべし」との約束事もあり、お金もなく、朝からキャンパスをうろうろしたり、履修していない授業をこっそり受けたりしていました。大学の先生方や海外から招聘された多くの素晴らしい先生方に触れ合うことができ、本当に感謝していますし、今に生きています。

—現役学生へのメッセージをお願いします。
「止まるな、走りながら考えろ」。本学の先生から、生きるのに一番大切な精神だと学んだ言葉です。私が学生時代に心がけていたことであり、今も校友たちと語らう時に「止まるな、走りながら考えろ」と、叱咤激励し合っています。今の学生は非常に優秀だと感じています。しかし、落ち着きすぎてはいけません。少々やんちゃでも、ユニークな発想が常識ではありえないとわかっていても、前に突き進むことを選んでほしいですね。
「人は夢で始まり、ロマンで育ち、責任感で完成する」

— 大学を卒業後、現在のお仕事に就かれるまでの経歴を教えてください。
1978年に経済学部を卒業後、日本ハム株式会社に入社しました。商品開発、マーケティングなどを担当し、その後は株式会社セレッソ大阪の役員、日本ハム株式会社執行役員、中部や近畿、首都圏の統括部長、営業部門の子会社化に伴い、日本ハム西販売株式会社代表取締役社長を歴任してきました。2015年に株式会社北海道日本ハムファイターズの代表取締役社長となり、球団顧問として2021年まで在籍。現在は大阪で暮らしています。
— 本学で学ばれて、現在も役立っていることについて聞かせてください。

在学中は体育会サッカー部に所属し、インカレ出場を目指して頑張っていました。入学式で、本学を開学された荒木俊馬先生が語られた建学の精神「大学の使命は、将来の社会を担って立つ人材の育成」に大変感激したことを覚えています。
現在に至るまで、泥臭くひたむきに挑戦する「神山スピリット」のとおり、現状を把握し、夢や志を持ち、目標達成に向けて努力を惜しまない。この姿勢で新たなことや物をクリエイティブしてきました。
球団社長として、従業員が本当の幸せと生きがいを手に入れるために働ける環境を作るためにも貫いた姿勢です。
また、同じ志を掲げた校友とは現在もSNSなどを通じて交流しています。これまで多くの方々にお世話になり感謝をしてきました。これからも報恩謝徳(受けた恩や徳に感謝し報いる)の精神で恩返しをしていきたいと考えています。
— 現役学生へのメッセージをお願いします。
「人は夢で始まり、ロマンで育ち、責任感で完成する」
これは私の座右の銘で、球団社長時代に職員への訓示のなかでも紹介した言葉です。
世の中の課題に対して、高い目標を設定し、解決しながら新たな価値観を作って欲しいと思っています。
私の座右の銘には、3つのプロセスがあります。「①ホップ(変革)」ビジョン、あるべき姿への現状分析をきっちりし、課題を抽出、解決に向けてイノベーションを起こす。次に「②ステップ(挑戦)」高い志、具体的目標、夢の実現に向け仲間と共にチャレンジする。そして「③ジャンプ(創造)」夢の実現に向け、責任を持って諦めず、泥臭く、京都産業大学の学生・卒業生でしかできない、新たなことや物をクリエイティブ(創造)する。この過程にロマンがあります。
特に2023年は卯年です。皆さんの飛躍を願っています。
これまでこの言葉を「成功への道しるべ」として色紙に書いて渡したのはプロ野球選手で2人だけ、現・MLBロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手と、本学卒業生で現・北海道日本ハムファイターズの北山亘基選手(※2)です。ファンの皆さんに夢と感動を与えてほしいとの思いを込めて贈りました。
大谷選手は、2021年MLBアメリカン・リーグのMVPを受賞し、北山選手は2022年にドラフト8位で北海道日本ハムファイターズに入団してから、開幕投手に抜擢されるだけでなく、最終戦のクローザーとして終幕投手を務め上げ、チーム最多登板の活躍を続けました。
2人からは今でも連絡が絶えることがなく、その言葉を大切にしてくれていると聞いています。

大先輩のお二人から夢に向かってチャレンジし続けることの大切さを教えていただき、感銘を受けました!また昔から本学学生に受け継がれてきた建学の精神を改めて知り、学生生活、そして社会人になってからも心に刻み続けようと思いました。
(※1)
竹田憲宗 さん 本学50周年事業での記念メッセージ
京都産業大学50周年記念誌「Anniversary Message」
(※2)
北山亘基 選手 過去の記事一覧
プロ野球 北海道日本ハムファイターズの北山亘基選手が1年目のシーズン終了報告のため母校を訪問
北海道日本ハムファイターズ 北山亘基投手が開幕投手に決定
むすぶChallenge「振り返れば、そこにある。」