2024.07.10

特集

【後編】本学卒業生・日本経済新聞社で活躍されている楢崎 健次郎さんにインタビュー!

万博公式キャラクター「ミャクミャク」を持つ楢崎 健次郎(ならさき・けんじろう)さん

社会で活躍する本学の卒業生をインタビューするシリーズ。今回は、日本経済新聞社 大阪本社 大阪・関西万博室 室長の楢崎 健次郎(ならさき・けんじろう)さん(1989年法学部卒)にお話を伺いました。学生時代のことやお仕事について在学生にも参考になる内容がたくさんあったので、ぜひ読んでください!

楢崎さんはどんな学生でしたか?

私は学生の頃はアルバイトばかりしていましたが、本や新聞が好きでよく読んでいました。当時から京都産業大学は元気と向上心がある学生が多かったですよ。
学生時代の楢崎さん(右)。卒業旅行で行った、オーストラリア・エアーズロックでの一枚。

日本経済新聞社に就職しようと思ったきっかけを教えてください。

社会の動きに関心は持っていましたが、就職という部分では学生時代のアルバイトがきっかけです。京都市内のホテルでベルボーイをしていて、泊まりに来られるVIPの方々がみんな日本経済新聞を読んでいたことから興味を持ちました。就職を意識し始めたころに、バイトの先輩に就活の相談をした際に「日本経済新聞を読んでいる」といっていたので、自分も日本経済新聞を読むようになり、そのまま入社試験を受けて、今に至るという感じでしょうか。
入社1年目の楢崎さん

日本経済新聞社で活躍されていますが、楢崎さんはメディアとはどうあるべきだとお考えですか?

SNSでの情報流通が日常化した現代は、人間の情報処理能力をはるかに超えた情報で溢れかえっています。双方向のやり取りを行えるSNSは生活をより便利にしましたが、フェイクニュースなどさまざまな課題も抱えています。社会は人が動かしています。新聞は記者がリアルに取材した一次情報を、事実確認をはじめさまざまなステップを得て記事として報道しています。個々が報道メディアとしての責任や見識、⾃覚を持ち、仕事にあたっているからこそ、多くの読者の皆さんに信頼を頂けていると思います。
学生団体のイベントで話す楢崎さん

現在、万博の担当になられて、やりがいを感じることはなんですか?

万博は経済活動の一環でもあるという部分からいえば、日本の経済が活性化することはもちろんですが、身近な点でいえばさまざまな人々の出会いの場を提供できることにやりがいを感じますね。今の若い世代の人たちは、社会をより良くしようと、SDGsなどさまざまな活動に熱心に取り組んでいます。しかし、その活動をうまく発信できていないことの悩みもあります。企業の人も、若い世代とのつながりを持ち、新しい考えやアイデアを聞きたいと思っていますが、ただその機会は決して多くないと思います。万博そのものや日本経済新聞社が主催する日経EXPOフォーラムが、その出会いの場になってくれると、いいですね。
2023年、大阪でのEXPOフォーラムの様子

今回の万博を通して、楢崎さんの夢はありますか?

万博は、子どもから高齢者まで世代を超えて体感できるのがすごいところ。これは他のテーマパークにはないのではと思います。個人的には「私には孫もいますし、親も健在ですので親⼦4世代でこの万博に行く」ことですね。家族のメモリアルになれば素敵だと思っています。 多くの人が万博でつながりをつくり、それによって新しい気付きを得て、その気付きが来てくれた人の人生の何かのきっかけとなれば、とてもうれしいです。
楢崎さんと学生広報スタッフ

最後に、在学生へのメッセージをお願いします。

人生にはたくさんのきっかけが転がっていて、それがその後の人生にどのように影響を与えるのかは分かりません。後々あの経験が今の自分の支えや原動力になっていると思うことがあります。なので、今の学生さんはぜひ、いろんな人と出会って、良いつながりをもってほしいです。良い知識を蓄え、それを意識的に発信してください。その行動がさまざまな機会につながっていくと思います。その一歩として、ぜひ、大阪・関西万博や日経EXPOフォーラムという機会を生かしてくださいね。
日経EXPOフォーラムでは皆さんが、直接参加できるブース出展などもエントリーが出来ます。9月28日、EXPOフォーラムで皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。

【日経EXPOフォーラムin大阪】

前編では日本経済新聞社 大阪本社 大阪・関西万博室 室長の楢崎 健次郎さんが大阪・関西万博についてご紹介しています!  

私は新入生で、これからの大学での過ごし方に悩んでいたのですが、今回の取材で、楢崎さんがおっしゃった「きっかけを掴むために、さまざまな出会いを経験してほしい」という言葉が、強く印象に残りました。楢崎さんの言葉を胸に、いろんな場所に行ってみたいと思いました。

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