「諸科学融合の場としての世界問題研究所——歴史と展望」

報告者 曽我見 郁夫(京都産業大学 名誉教授)
開催場所 京都産業大学 真理館 SR301教室およびオンライン(Teams)
開催日時 2021年4月28日(水)15:00~17:40

研究会概要

報告中の曽我見名誉教授
世界問題研究所では、2021年度 第1回定例研究会に本学名誉教授・曽我見 郁夫 先生をお招きし、「諸科学融合の場としての世界問題研究所——歴史と展望」のテーマで報告をいただいた。かつて本学在職時に、理学部にくわえ世界問題研究所で学際研究に従事されたご経験をもとに、文理融合研究のあり方について貴重なお話をいただいた。内容は、若泉敬先生をはじめとする本学研究者の活発な研究活動の様子や、湯川中間子論と日本文化との関係、文理融合研究を推進するための具体的な方策の提言、さらには世界問題研究所が今後取り組むべき方向性等々広範囲にわたった。

本研究所では、「科学技術の発展と人類社会の変化」というテーマの下、文理を越えた研究交流の場として研究所を機能させることを企図している。今回の報告では、本学創設まもない時期に、荒木総長の強いイニシアティブの下、本研究所の下で文理を含む学際研究が活発に実施されていたことが示された。具体的なご経験から示された数々の問題提起や提言は、本研究所の今後の活動を推進する上で貴重な手がかりとなるものであった。

なお、本研究会は必要な感染症対策を講じた上で、対面・オンラインのハイブリッド形式で行った。
PAGE TOP