世界問題研究所主催 「学生ワークショップ」開催

 12月1日(土)本学むすびわざ館にて、世界問題研究所主催による学生ワークショップが、「Think globally, Act locally」をテーマとして開催された。この催しは昨年度から行われており、本学の総合大学という強みを生かし、学部の枠を超えて学生同士による学問を論考する場を世界問題研究所が提供している。

 本年度のワークショップには、世界問題研究所員をはじめとした教員7名、学生・研究員等53名が参加し、学部の枠を超えて集まった6組が報告を行う午前の部と、それぞれの発表内容をテーマとしたディスカッションを行う午後の部に分かれて進行した。

 午前の部では、「日本人の本質の追求」や、「三島由紀夫と唯識という仏教観の結びつけ」、「タワーレコードの経営戦略」、「国会議員の歳費・歳出の国際比較」、「シリアの内戦」など、多岐にわたるテーマについて、経済・経営・法・文化と多くの学部生から発表が行われた。また、本年度は総合生命学部の森戸研究員から「タンパク質の一生・研究者の一生」と題して発表が行われ、文系と理系の垣根を越えた発表が行われた。

 午後の部では「Think globally, Act locally」というテーマのもと、それぞれのテーマについてグループディスカッションを行った。最後には、このワークショップを通して自分たちがどのような問題意識を持ったか、または、どのような行動を一人ひとりが取っていくのかを考え、抽象的なテーマを具体的な問題として一人ひとりが受け止めていった。

 それぞれの学生が思い思いの意見を述べていく中で、新たな気づきを共有しつつも、「自分が」どう考えるか・行動するかという最も基本的なスタンスを自らに追求することができたワークショップであった。

 世界問題研究所学生ワークショップ実行委員長(法学部3回生)中岡 大記


  • 学生の個人発表

  • グループ発表

  • 発表に聞き入る参加者
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