結果分析・授業計画/改善に向けての取り組み(平成26年度 春学期)

1.結果の総評

 健康科学実習担当者(体育教育研究センター4名、文化学部2名)13クラス、履修登録者数480名、回答者数394名、回答率82.1%。平成25年度秋学期と比較して、履修登録者数116名、回答者数159名、回答率17.5ポイントとそれぞれ増加した。平成25年春学期と比較すると履修登録者が26名減少したが、回答率は12.7%増加した。
 今学期は、昨年度春学期と比べ4クラス少ない分、1クラスの平均人数が約37名となり、クラスによって履修者数の多い少ないが出ている。設問項目別に検討すると「出席率」12回以上83%と前回調査85%と2ポイント減ったが、履修者の健康とスポーツに対する意識の高さを感じた。履修登録で「シラバス」を参考、概ね参考にしたが57%となった。 「男女混合クラス」については、88%が男女混合の編成がよい、また身体機能計測でも、88%といずれも実施を肯定するとの結果がでた。「教職課程の履修」では35%と昨年度と変化はなかった。

2.調査結果にみられる本学部授業の課題

 結果の総評から見て、「出席率」12回以上が83%(25年度秋学期81%)。「男女混合クラス」
 「身体機能計測」の実施は、是とするが88%/87%(25年度秋学期81%/67%)。履修者が25年度秋学期364名から480名に増加したことからも、本科目に対する意識は今回も高くなったと判断した。「スポーツ科学実習との並列履修」は11%(24年度秋学期17%)と減少し今回も並列履修が可能であること、「スポーツ科学実習」が体育科目に設置されていることが認知されていない。このことからも本科目の設置、内容、履修方法を周知徹底することが急務である。
 「自由記述」のよい点では、入学直後に、ゲーム等を通じて他学部の人ともコミュニケーションが図れ、友達が出来良かった。日頃の運動不足、ストレス解消、体力増強になった。高校と違って男女混合が新鮮でお互いに相乗効果があった。遅刻や欠席に厳しく対応されて真剣に楽しく取り組めた。講義科目と違い、先生との交流が図れた。等の意見があげられていた。
 改善すべき点としては、昨年度まで多数あった、「熱かった」との意見はエアコンを設置したので全く無かった。バスケットは男女混合のゲームでは体力・技能に差があり、物足りなかった。男女の比率を均等にして欲しい等があげられていた。
 今後本科目担当教員は、受講生の要望に沿うように工夫する必要があるが、良い点と改善すべき点の多くで相反する意見が多くあった。
 更に本科目本来の目的を達成する為には、ここ数年履修該当者の履修率が20%に満たない現状では非常に厳しい。選択科目から必修科目への改善が不可欠であろう。

3. 2.の各項目についての改善計画

 本年度秋学期も、春学期と同様に授業は展開することになるが、上記「結果の総評」「課題」および教員別に返却されたシートから、各担当教員独自の工夫で履修者の要望を検討し柔軟に対応しなければならない。
 また、来年度から「健康科学実習」の登録方法が、事前登録からWeb登録に移行するので男女の比率等を考慮し対応しなければならない。

改善に向けての取組
(平成26年度 秋学期 同一科目複数開講クラスの授業運営方法等)

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