結果分析・授業計画/改善に向けての取り組み(平成26年度 秋学期)

1.結果の総評

 健康科学実習担当者(体育教育研究センター4名、文化学部2名)12クラス、履修登録者数379名、回答者数228名、回答率60.2%。25年度秋学期と比較して、履修登録者15名増加、回答者数7名、回答率4.4ポイントとそれぞれ微減したが、ほとんど増減は見られない。設問項目別に検討すると「出席率」12回以上82%と25年度秋学期から3ポイント26年度春学期から1ポイント下降しているが、依然と高い数値を保っており履修者の健康とスポーツに対する意識の高さを感じた。「教職課程の履修」では50%に増加し、教職課程を履修していない学生の参加が減少している。「男女混合クラス」については、94%、「身体機能計測」でも、88%といずれも実施を肯定するとの結果が出た。

2.調査結果にみられる本学部授業の課題

 結果の総評から見て、「出席率」12回以上が82%(25年度秋学期81%)。「男女混合クラス」「身体機能計測」の実施は、是とするが94%/86%(25年度秋学期81%/67%)。履修者が25年度秋学期364名から379名に微増したことからも、本科目に対する意識は高いと判断した。しかし、「教職課程の履修」では履修しているが50%に増加しているが、逆に履修していない学生の意識が低くなっていると考えられる。「スポーツ科学実習との並行履修」は20%(24年度秋学期17%)と微増し、前回までの取り組みの成果が表れていると考えるが、まだまだ20%前後と低いポイントなので、これまで通り本科目の設置、内容、履修方法を周知徹底することが必要である。
 「自由記述」は例年とあまり変わりなく、よい点では、日頃の運動不足解消、ゲーム等を通じて他学部の人ともコミュニケーションが図れ、友達が出来良かった。高校と違って男女混合が新鮮でお互いに相乗効果があった。遅刻や欠席に厳しく対応されて真剣に楽しく取り組めた。先生との交流が図れた。等の意見があげられていた。  改善すべき点としては、バスケットは男女混合のゲームでは体力・技能に差があり、物足りなかった。男女の比率を均等にして欲しい、他のクラスの実習種目との比較があげられていた。
 今後本科目担当教員は、可能なところは受講生の要望に沿うように柔軟に対処する必要がある。

3. 2.の各項目についての改善計画

 来年度も、今年度と同様に授業は展開することになるが、上記「課題」および教員別に返されたシートから、各教員独自の工夫で受講生の要望を検討し柔軟に対処する必要があるまた来年度から「健康科学実習」の登録方法が、事前登録からWeb登録に移行するので男女の比率等を考慮し対応しなければならない。

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